2003年9月19日 (金) ブランキー・ジェット・シティ、2000年、解散。このニュースがメディアで発表された日、好き・嫌いにかかわらず、日本中のロック・ファンは一瞬時が止まってしまったのではないか。目が点になった人、耳を疑った人・・・。今や日本にだって数多くのロック・アーティストが存在する。種種雑多なロックが24時間、365日、鳴り続ける中で、圧倒的に個性を放つアーティストとなると限られる。「ブランキー」と聞けばその音楽が誰でも頭の中で鳴るだろう。ブランキーは確実に圧倒的だった。それを否定する人はいないだろう。10年ものキャリアのうちにはいろいろなサウンド的な試みもあったが、「鋭く、時にやわらかに胸に突き刺さるコトバと音」は、一曲の例外もなくブランキーの寡占状態。終始一貫して、唯一無二だった。この偉大なバンドの歴史を振り返る。 2000年の今、ある意味また何度目かのバンド・ブームの最中