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ブックマーク / www.webchikuma.jp (155)

  • あの頃の栗原さん|ちくま文庫|早助 よう子|webちくま

    栗原康さんの著書『はたらかないで、たらふくべたい 増補版――「生の負債」からの解放宣言』の文庫解説を公開いたします。作家・早助よう子さんによる友人ならではの解説です。 栗原さんとは友人として、ここ十年ほどおつきあいさせていただいている。文章は 饒舌だが、素顔の栗原さんは寡黙で、おとなしい。怒って声を荒げたり、人の悪口を 言ったりするところを見たことがない。いつも黙って、コツコツとお酒を飲んでいら っしゃる、道端のお地蔵さんのような、ありがたいようなお方である。 わたしたちは友人といっても、恋愛話などしたこともない、しようとも思わないよ そよそしい二人なのだが、一度だけ、 「もうすぐ彼女の誕生日なんです」 と、栗原さんが言い出したことがあった。 つきあい始めたばかりで、よっぽど嬉しかったのだろう。何かプレゼントすんの、 と問うと彼は、彼女は紅茶が好きな人なので、紅茶の詰め合わせを贈ろうと思

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    nstrkd 2021/03/04
  • 土曜の昼のカップ麺|PR誌「ちくま」特別寄稿エッセイ|山本 ぽてと|webちくま

    磯野真穂『ダイエット幻想』(ちくまプリマー新書)に関するエッセイを、ライターの山ぽてとさんに書いていただきました。 ぜひ、ご覧くださいませ。 この原稿は、あごの下の脂肪を手でつまみながら書いている。ここ数年の癖だ。自分が維持したいと思う体重から、八キロあまり超過している。 三年前に、あるを読んだのがその原因だ。そのは「摂障害」と病名をつけられた女性たちのインタビューをもとに、「やせた身体」を理想とする社会について、文化人類学的視点から書いていた。べ物があふれる社会では、欲に負けずに自己管理をし、やせた身体であることが望ましいとされる。特に「見られる性」である女性は、その価値観の影響を強く受けやすい。そして一般的には推奨される栄養素やカロリーを管理するべ方は、過や拒べ方と地続きであるのだという。「〇〇kcal」といった数字にべ物が変換されてしまい、「友人べるケーキ

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    nstrkd 2020/09/13
  • 未来をふみたおせ!|『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』刊行記念対談|ブレイディ みかこ,栗原 康|webちくま(1/6)

    『花の命はノー・フューチャーーーDELUXE EDITION』(ブレイディみかこ著、ちくま文庫、2017年6月)の刊行を記念し、ブレイディさんに政治学者の栗原康さんと対談していただきました。8月24日下北沢のB&Bにて。前編、後編のうちの前編です。抱腹絶倒な対談から、国の借金に束縛されない、反緊縮の未来の可能性が見えてきます。 ■伊藤野枝の銅像を作れ 栗原 いつもながら、最初は緊張しますね。人がいっぱいいて、圧が強いですね。緊張をほぐすために、乾杯でもしましょうか。ああ、酒を飲む手が震える(笑)。 ブレイディ いま、福岡に帰省しているんですよ。向こうでも怒涛のようにイベントをやって、飲みに行って、酒量を減らせと息子に叱られて。 栗原 息子さんがしっかりしている(笑)。イギリスを出発する前に1回メールをくれたときも、「二日酔いで出発します」と書いてあって(笑)。こっちに来てからのメールでも、

    未来をふみたおせ!|『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』刊行記念対談|ブレイディ みかこ,栗原 康|webちくま(1/6)
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    nstrkd 2020/09/06
  • 琉球新報「ファクトチェック」報道編① フェイクに蹂躙される沖縄|地方メディアの逆襲|松本 創|webちくま(1/3)

    地方にいるからこそ、見えてくるものがある。東京に集中する大手メディアには見過ごされがちな、それぞれの問題を丹念に取材する地方紙、地方テレビ局。彼らはどのような信念と視点を持ってニュースを追いかけるのか? 報道の現場と人を各地に訪ね歩く「地方メディアの逆襲」。先の沖縄県知事選挙を機に「ファクトチェック・フェイク監視」を始めた琉球新報に迫ります。 「ポスト・トゥルース(脱真実)」という言葉が欧米発で流行したのが2016年。「フェイクニュース」「オルタナティブ・ファクト」などの言葉も定着して久しく、これに対する「ファクトチェック(事実検証)」の取り組みも、各国のメディアや専門サイトで進んでいる。 日の地方メディアで、いち早く取り組んだのは沖縄の琉球新報だ。戦後75年間、望まぬ米軍基地を押し付けられ、危険と不安にさらされ続ける沖縄には、何十年も前から土発の「基地神話」がまとわりついてきた。それ

    琉球新報「ファクトチェック」報道編① フェイクに蹂躙される沖縄|地方メディアの逆襲|松本 創|webちくま(1/3)
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    nstrkd 2020/08/26
  • 号泣しながら書いた人間の多面性|『ワイルドサイドをほっつき歩け』刊行記念対談|ブレイディ みかこ,西 加奈子|webちくま(1/4)

    ブレイディみかこさんのエッセイ集『ワイルドサイドをほっつき歩け』刊行記念として、西加奈子さんと対談していただきました(2020年5月26日ビデオ通話にて)。 『ワイルドサイド~』に出てくるおっさんたちの話から、西さんの『おまじない』の「おじさん」にも話は及び、最後はコロナ渦のイギリス・ブライトンとバンクーバーの状況の話にも! 悩んでいる時に鮮やかに呼び止めてくれる感じがある 西:今そちらは何時ですか? ブレイディ:今23時。 西:こっちは15時です。飲んでくださいね。 ブレイディ:いえいえ(笑)。まだ水です。 西:感想言っていいですか? もう、当にしびれて。むちゃくちゃ信じられると思いました。今まさに、自分が感じていたことを改めて考えさせてもらえました。これは『新潮』で連載しているエッセイにも書いたのですが、例えば私がバンクーバーに来て英語を学んでいるのも英米コンプレックスがあって。 ブ

    号泣しながら書いた人間の多面性|『ワイルドサイドをほっつき歩け』刊行記念対談|ブレイディ みかこ,西 加奈子|webちくま(1/4)
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    nstrkd 2020/07/20
  • 「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/4)

    5月4日、厚生労働省が新型コロナウィルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました。感染対策のために、「手洗いや消毒」「咳エチケットの徹底」といった対策を日常生活に取り入れることだけでなく、会話や事、働き方など様々な領域における行動について指針を示しています。 この「新しい生活様式」という言葉から、戦時下に提唱された「新生活体制」を想起するという大塚英志さんに、エッセイを寄せていただきました。 テレビの向こう側で滔々と説かれるコロナ下の「新しい生活様式」なる語の響きにどうにも不快な既視感がある。それは政治が人々の生活や日常という私権に介入することの不快さだけではない。近衛新体制で提唱された「新生活体制」を想起させるからだ。 かつて日が戦時下、近衛文麿が大政翼賛会を組織し、第二次近衛内閣で「新体制運動」を開始。その「新体制」は、経済、産業のみならず、教育文化、そして何より「日常」に及ん

    「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/4)
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    nstrkd 2020/05/24
  • 第2回 どうしてみんな、携帯ばっかり見てるの?|問いつめられたおじさんの答え|いがらし みきお|webちくま(1/3)

    おじさんの答え)見ないと苦しいから。 う~ん、それはみんなケータイとかスマホを持ってるからだろうね。ミもフタもない言い方だけど。持ってなければ夢中になれないし。 それにケータイもスマホも高いでしょ。高いお金出して買ったんだから、みんなそれなりに夢中になんないとモトとれないわけだ。 キミだって、高いものほどたいせつにするって言うか、たとえばゲーム機あるでしょ。ゲーム機が自分の持っているもので1番目か2番目にたいせつなものじゃない? ゲーム機って高いし。 それが一番基的な理由だと思うけど、キミが聞きたいのはそういう理由じゃないよね。わかってます。おじさんもスマホはあるんですよ。じゃあスマホばっかり見てるかというと、奥さんや娘ほどではないです。奥さんと娘はすごいよ。1日3時間とか4時間はスマホ見てるんじゃないかね。 おじさんは1時間ぐらいだそうです。朝になると報告してくるんだね、スマホが。「昨

    第2回 どうしてみんな、携帯ばっかり見てるの?|問いつめられたおじさんの答え|いがらし みきお|webちくま(1/3)
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    nstrkd 2020/03/06
  • アリエルの王国|海をあげる|上間 陽子|webちくま(1/3)

    『裸足で逃げる』の著者・上間陽子さんの連載がはじまります。バナーの写真は、上間さんのいとこが撮影された今帰仁の海、シバンティナです。初回は、辺野古の海に土砂が投入された日について書いていただきました。 明け方3時ごろ、「マーマ、おしっこした」と泣き出した娘を立たせてパジャマを脱がせる。4日前に熱が出たあと、娘は何度もおねしょを繰り返していたから、寝室には新しいパジャマも替えのシーツもすべて用意してある。濡れたパジャマをシーツにのせて、シーツをぐるりと布団から剝ぐ。 着替えを済ませた娘は私のお布団に移ってきて、「まだ夜? 朝来た?」と尋ねてくる。「まだ真夜中だから眠ってね。かーちゃん、今日は辺野古に行く」と言うと、「風花も一緒に行く」と娘が言う。「今日は、海に土や砂をいれる日だから、みんなとっても怒っているし、ケーサツも怖いかもしれない」と言うと、娘はあっさり、「じゃあ、保育園に行く」と言う

    アリエルの王国|海をあげる|上間 陽子|webちくま(1/3)
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    nstrkd 2020/02/18
  • 手と手と手|海をあげる|上間 陽子|webちくま(1/3)

    2月からずっと体調が悪かった。 1月末に、千葉県で沖縄の女の子が虐待を受けて亡くなった。沖縄にいるときから、その子の母親は自分が夫に殴られていることや、娘が夫に怒鳴られていることを病院や市役所に訴え、その子の祖母もまた、娘と孫娘が暴力を受けていることを学校や市役所に訴えていた。それでも、母親や祖母の訴えを聞いたひとはだれひとり動かず、沖縄から遠く離れたその場所で、寒い冬の日、女の子は自分の父親に殺された。 あの子がどうやって死んでいったのかがわかってからは、小さな子どもと女の人が泣いている夢を見て、真夜中なのに目が覚めた。目が覚めると世界が壊れてしまうような気分になって、なんとかもう一度眠ろうとするけれど、やっぱり眠ることはできなかった。仕方がなくて灯りをつけて仕事をはじめるけれど、ただ目の前のテキストの文字を追っているだけのことも多かった。 眠れなくなると娘に苛立つようになった。自分のや

    手と手と手|海をあげる|上間 陽子|webちくま(1/3)
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    nstrkd 2020/01/27
  • 空を駆ける|海をあげる|上間 陽子|webちくま(1/4)

    祖母は84歳のときに、膝に人工骨を入れる手術をした。50代後半から膝がひどく痛み出し、痛み止めの注射を毎週のように打ち続けていた祖母の膝は軋みをあげて、祖母はすり足でしか歩けない。 祖父をおくったあと、生活するには不自由がないと祖母は思っていたようだが、叔母のひとりが、「一緒に旅行に行くためにも膝の手術を受けよう」と熱心に祖母を説得し、祖母はしぶしぶ承諾した。 「80代になっての全身麻酔って大丈夫なの?」と母に聞くと、「確かにそうなんだけど、悪くない話のように思える」と母はそう話していた。 「84歳にもなるとリハビリが大変だと医者は言うけど、おばあちゃんは根気強いから大丈夫だと思う。それに手術を受ける病院はうちの近くだから、毎日みんなで見に行ける。ただ、ちょっと心配なのは、人工骨は20年しか持たないっていう話なの。でも、104歳までおばあちゃんが元気かなぁと思ったら、それはないかなぁって思

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    nstrkd 2020/01/24
  • 「障害学」、はじめの一冊に|ちくまプリマー新書|荻上 チキ|webちくま

    PR誌「ちくま」から、評論家の荻上チキ氏による 『なぜ人と人は支え合うのか 「障害」から考える』(渡辺一史著、ちくまプリマー新書、12月刊)の書評を公開します。障害の問題を考えるに際し、初めて読むのにうってつけの、ありそうでなかったと紹介くださっています。 ああ、とうとう、という一冊に出会えた。 『こんな夜更けにバナナかよ』(北海道新聞社、のちに文春文庫)の著者として、介護の実態をユーモラスに描くと同時に、障害者の当事者主権について、多くの読書家の蒙を啓いた渡辺氏。彼の新作は、障害者支援や障害者運動の現場から汲み上げられた数々の知見を、とても優しく諭すような仕方で、しかしこれまたユニークなエッセイとして仕上げられている。 私事だが、僕の人生にはいくつかの社会理論との出会いが大きな影響を与えている。「障害学」はその重要な一つだ。と、そんな話を例えば大学生あたりにすると、「じゃあ、オススメの

    「障害学」、はじめの一冊に|ちくまプリマー新書|荻上 チキ|webちくま
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    nstrkd 2020/01/08
  • 第25回「コミックマーケット」「モロヘイヤ」【秋】|佐藤文香のネオ歳時記|佐藤 文香|webちくま(1/2)

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    nstrkd 2019/08/26
  • 第6話  四畳半の一軒家で「僕らの音楽はこれだ!」と叫んだ日のこと|ぼくはこんな音楽を聴いて育った・東京編|大友 良英|webちくま

    1980年1月、阿佐ヶ谷駅徒歩10分、四畳半一間の一軒家、家賃2万5千円という風変わりな物件にオレは越してきた。戦前に建てられたであろう小さな離れで、大家さんが住んでいる古いお屋敷の庭の中に建っていた。と書くと風情がありそうだけど、実際は小さな庭にかろうじて残っているボロボロの木造家屋で、四畳半の他に一畳ほどの台所と和式トイレ、玄関の鍵も申し訳程度についている江戸時代の錠前みたいな形状のもので、でもまあこんなボロ家に入る泥棒もいないだろうって感じだった。感じだったけど、何より嬉しかったのは、誰に気を使うこともなくギターが弾けて音楽も聴けることだった。さすがに四畳半は狭かったんで、近所の酒屋からビールのケースをいくつも譲ってもらい、大きな板を手に入れて高さ1mほどのベッドを制作、ベッドの下を楽器や衣類、レコードやカセット置き場にして、のこり二畳ほどが楽器を弾いたりする生活スペースだ。なんだか

    第6話  四畳半の一軒家で「僕らの音楽はこれだ!」と叫んだ日のこと|ぼくはこんな音楽を聴いて育った・東京編|大友 良英|webちくま
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    nstrkd 2019/05/25
  • 連載|webちくま

    ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。筑摩書房のPR誌・月刊「ちくま」の好評連載。こちらでも読めます。

    連載|webちくま
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    nstrkd 2019/05/17
  • 海をあげる|webちくま

    いまの沖縄の「底の底」の声を聞き取る著者が、辺野古の光景から若年出産女性の問題まで、そこに横たわる暴力の構図を透視する。 1972年、沖縄県生まれ。普天間基地の近くに住む。1990年代から2014年にかけて東京で、以降は沖縄で未成年の少女たちの支援・調査に携わる。2016年夏、うるま市の元海兵隊員・軍属による殺人事件をきっかけに沖縄の性暴力について書くことを決め、翌年『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』(太田出版)を刊行。沖縄での日々を描いた『海をあげる』(2020、筑摩書房)が、第7回沖縄書店大賞を受賞した。

    海をあげる|webちくま
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    nstrkd 2019/05/17
  • 第1回「パクチー」「キャミソール」【夏】|佐藤文香のネオ歳時記|佐藤 文香|webちくま

    お待ちかね!(かどうかはわからぬが)「佐藤文香のネオ歳時記」がついにスタート! 「ダークマター」「ビットコイン」「線上降水帯」etc.ぞくぞく新語が現れる現代、俳句にしようとも「これって季語? いつの?」と悩んで夜も眠れぬ諸姉諸兄のためにひとりの俳人がいま立ち上がる!! 佐藤文香が生まれたてほやほや、あるいは新たな意味が付与された言葉たちを作例とともにやさしく歳時記へとガイドします。 【季節・夏 分類・生活(飲)】 パクチー 傍題 コリアンダー 香菜(シャンツァイ) パクチーほど、大好きな人と大嫌いな人に分かれる材も珍しい。かく言う私も、「生まれ変わってもべない」と宣言するほどの大のパクチー嫌いだった。カフェでアルバイトをしていたとき、コックさんたちがガパオライス用のパクチーを切っていると、「パク臭がする」と言ってキッチンに入らなかった。まかないも「パク抜き」でお願いしていた。 ある

    第1回「パクチー」「キャミソール」【夏】|佐藤文香のネオ歳時記|佐藤 文香|webちくま
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    nstrkd 2019/03/07
  • 漫画家入門|webちくま

    1980年生まれ、漫画家。1998年、「ビッグコミックスピリッツ増刊Manpuku!」にて『菊池それはちょっとやりすぎだ!!』でデビュー。2001年『宇宙からコンニチワ』で第1回GX新人賞に入賞。初の連載作である『素晴らしい世界』を2003年に刊行。2005年発表の『ソラニン』は2010年に映画化された。その他過去作に『ひかりのまち』『虹ヶ原ホログラフ』『おやすみプンプン』『うみべの女の子』『おざなり君』等。最新刊は『零落』『ソラニン新装版』。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を連載中。 ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→htt

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    nstrkd 2019/03/07
  • %大和田 俊之%|著者紹介|webちくま

    1970年生まれ。慶應義塾大学教授。アメリカ文化、ポピュラー音楽研究。著書に『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』 サントリー学芸賞)、『アメリカ音楽の新しい地図』(ミュージック・ペンクラブ音楽賞)、共著に『村上春樹の100曲』(栗原裕一郎編著)、『文化系のためのヒップホップ入門』(長谷川町蔵との共著)がある。 ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→https://aebs.or.jp/

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    nstrkd 2019/03/07
  • 【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま

    西城秀樹が死んだ。六十三歳だった――というニュースを聞いたら、朝丘雪路が死んだ、星由里子が死んだというニュースも続いて、テレビの『徹子の部屋』は追悼番組が立て続けになった。なんでこんなに人が死ぬんだろうと思ったら、平成三十年の五月は、平成が終わる「最後の一年」に突入した時期だった。今上天皇の退位はあらかじめ決まっていて、なんとなく平成は自動的に終わるもんだと思っていたけれど、人が立て続けに死んで行くニュースに接して、改めて「あ、一つの時代が終わるんだ」と思った。 七年前、東日大震災が起こった二〇一一年にも人が死んだ。有名人が立て続けに死んだというのではなくて、年老いた親の世代が死んで行った。私の父親が死んだ。友人の父親、あるいは母親が死んだ。やたらと葬式の通知、年賀状辞退の通知が届いた。「なんか、今年葬式多くない?」と友達に言ったら、「多いよね」という答が返って来た。 意外と人は「時代の

    【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま
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    nstrkd 2019/01/30
  • 他人の失敗|PR誌「ちくま」特別寄稿エッセイ|藤野 可織|webちくま

    よく失敗する者として、他人の失敗が他人事とは思えない。被害が失敗した当人ひとりで完結するものならまだいい。よくはないが、しかたがない。しかし、誰かに取り返しのつかない被害をもたらしてしまったらどうしたらいいのだろう? そういう事例は、たいていはニュースによってもたらされる。私が特にいたたまれなくなるのは、舌禍、交通事故、子どもの虐待死だ。 政治家や著名人による差別的な発言には、私だって腹を立てる。私は女性というカテゴリーに属するので、女性を蔑視する発言にはそれなりに敏感だ。怒りや悲しみや抗議の声をあげる人々に賛同し、そうした人々の意見をもっと知りたいと求め、しまいには同化する。それと同時に、なぜあの発言をしたのが自分ではなかったのだろうといぶかしく思う。私の心の奥底にも、女性を蔑む気持ちがひとかけらもないとは断言できないからだ。それは生々しい自傷行為であり、自分以外の者を見下そうと舌なめず

    他人の失敗|PR誌「ちくま」特別寄稿エッセイ|藤野 可織|webちくま
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    nstrkd 2019/01/07