小野寺弘滋さん(左)、厚木繁伸さん(右) 岩手県一関市、世界中からジャズファン・オーディオマニアが集うジャズ喫茶「ベイシー」のマスター・菅原正二を描くドキュメンタリー映画『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』が公開中。webDICEでは10月18日(日)アップリンク吉祥寺にて行われた、オーディオ評論家の小野寺弘滋さんとダイナミックオーディオ・オーディオアドバイザーの厚木繁伸さんが登壇したトークイベントのレポートを掲載する。菅原さんとは旧知の仲であり、映画にも出演するおふたりより、映画について、そして「オーディオのプロからみた喫茶ベイシー」について語られた。 お店は生き物(小野寺さん) ──最初に、本作をご覧になった感想からお願いいたします。 小野寺:ベイシーや菅原さんの写真はたくさんあるんですが、動く映像という形でベイシーの店内や、菅原さんの人となりが残されたのが、一番