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ブックマーク / note.com/elis_ragina (14)

  • 50 Recommended Non-Jazz Songs of 2020 by "Mitsutaka Nagira"|柳樂光隆

    6つのトピックに分けて少しだけテキストも書いてます。 ※ジャズの年間ベストもありますので、そちらは以下の記事をどうぞ。 ■インディー・クラシカル/クラシックここ数年はずっとそうですが、2020年もオルタナティブなクラシック=インディー・クラシカルをよく聴いていました。インディーロックみたいな感覚でBandcampなども駆使しつつ、エレクトロニカやインディー・ミュージック、ジャズのミュージシャンともコラボしたりしながら活動しているクラシック要素を持つ音楽が密かにずっと面白いです。 今年は声を使った作品をよく聴いた気がします。特に聞いたのはThe Chapel Choir of Pembroke College, Cambridge, The Pembroke College Girl's Choir & Anna Lapwood。これ録音もいいし、とにかく気持ちがいいです。 Coly Smy

    50 Recommended Non-Jazz Songs of 2020 by "Mitsutaka Nagira"|柳樂光隆
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    nstrkd 2021/01/02
  • 「21世紀のシンガー・ソングライター・アルバム・ベスト 100」のための柳樂光隆の30選|柳樂光隆

    に掲載したベスト30をここにも転載しておきます。 企画の趣旨はこんな感じだそうです。 ギターやピアノを弾き語り、自身の内面や社会を歌ってきたシンガー・ソングライター。名作が多く生まれた70年代から現在までそのスタイルは不変ですが、一方で、機材やテクノロジーの発達に伴う制作環境の変化、ラップやオートチューンといった現代的な表現方法により、新たなシンガー・ソングライター像が誕生してもいます。今回はそうした動きが顕著になった21世紀以降の、海外の作品に限定。37人の選者が1位から30位まで順位づけしたものを編集部で集計しました。(ミュージック・マガジン 2019年6月号)2020年代への視点ということだったので個人的には ①リリース時にインパクトがあったもの ②2010年代にジャンルを超えて影響を与えているもの ③これから更に評価が進みそうなもの ④今の耳で聴いてもダサくないものといったあたりを

    「21世紀のシンガー・ソングライター・アルバム・ベスト 100」のための柳樂光隆の30選|柳樂光隆
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    nstrkd 2020/12/29
  • Interview Kamasi Washington『Becoming』- ミシェル・オバマのプレイリストを聴いて、彼女の考え方やバイブズに入り込もうとした|柳樂光隆

    ミシェル・オバマのドキュメンタリーが公開されて、カマシ・ワシントンが音楽を手掛けると聞いた時、大抜擢であるとは思いつつも、同時にとても自然に感じたのを覚えている。 僕にとってカマシ・ワシントンは、激しいスピリチュアルジャズを演奏する豪快なサックス奏者というだけでなく、自分の頭にある世界観や自分の中の哲学みたいなものを音楽を通して表現するために丁寧に曲を作るコンポーザーというイメージも強い。もともと西海岸ジャズシーンの名作編曲家ジェラルド・ウィルソンのビッグバンドの出身者だし、インタビューをすればクラシック音楽の話を嬉々としてする人だし、楽曲のコンセプトにもすらすらと魅力的に話してくれる。だから僕は映画のサウンドトラックに明らかに向いているタイプのミュージシャンだろうなと思っていたし、いつかやるだろうなとも思っていた。そもそも『Harmony of Difference』が美術館で行われるイ

    Interview Kamasi Washington『Becoming』- ミシェル・オバマのプレイリストを聴いて、彼女の考え方やバイブズに入り込もうとした|柳樂光隆
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    nstrkd 2020/12/17
  • 21世紀のブラジリアン・ジャズ ディスクガイド with PLAYLIST|柳樂光隆

    では2010年ごろ、アントニオ・ロウレイロの1stが(音楽評論家の高橋健太郎により)発見されたことから徐々にブラジルの音楽シーンの新しい世代に注目が集まるようになった。そこからアントニオ・ロウレイロを中心としたミナスやサンパウロのミュージシャンたちによるシーンの存在が明らかになり、ハファエル・マルチニやフレデリコ・エリオドロら、個々のミュージシャンについても情報が届くようになっていった。 その後、アントニオ・ロウレイロやハファエル・マルチニらが日のレーベルからアルバムをリリースするようになったり、来日公演をするようになったり、ちょっとしたブームのような状況にもなり、小さな盛り上がりを見せた。くるり主催の京都音博に2015年にアントニオ・ロウレイロ、2017年にハファエル・マルチニ、アレシャンドリ・アンドレスが出演したのもそんな流れのひとつと見ていいだろう。 ちなみにその少し前に201

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    nstrkd 2020/12/03
  • Film Review:『マイルス・デイヴィス クールの誕生』という特異な構成のドキュメンタリーについて(※ネタバレあり)|柳樂光隆

    Film Review:『マイルス・デイヴィス クールの誕生』という特異な構成のドキュメンタリーについて(※ネタバレあり) マイルス・デイヴィスのドキュメンタリー映画『マイルス・デイヴィス クールの誕生』はかなり特異な映画であり、マイルス・デイヴィスの映画としては異色の作品でもある。 ■音楽キャリアにおけるトピックを省略しまくっている特異な構成まずこの映画はマイルス・デイヴィスのファン、もしくはそれなりにジャズに精通しているリスナーが戸惑う部分がいくつもある。 例えば、このタイトルにある名盤『Birth of The Cool』に関しては、ギル・エヴァンスの作編曲だけでなく、『Birth of The Cool』にインスパイされて始まるクールジャズのムーブメントの主役でもあるジェリー・マリガンやリー・コニッツの参加も重要だと散々語られてきた。でも、ここではそういったジャズでの定番の解説は

    Film Review:『マイルス・デイヴィス クールの誕生』という特異な構成のドキュメンタリーについて(※ネタバレあり)|柳樂光隆
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    nstrkd 2020/11/29
  • 2020年のスタンダード・ナンバー:Sam Gendel『Satin Doll』とRafiq Bhatia『Standards, Vol.1』|柳樂光隆

    ■80年代以降のスタンダード・ナンバージャズの世界ではスタンダード・ナンバーと呼ばれる曲がある。 「枯葉」「いつか王子様が」「サマータイム」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」「マイ・フェイバリット・シング」などなど、ジャズ・ミュージシャンのオリジナル曲から、ミュージカルや映画の名曲など、ジャズの世界で繰り返しカヴァーされて、定番曲となった曲のことだ。 ジャズ・ミュージシャンたちはそれらを繰り返しカヴァーし、多くの人が演奏してきた曲をどれだけ斬新なアレンジで、どれだけ斬新な即興演奏を行えるかを示して、自身を同時代のミュージシャンだけでなく、歴史的な名演とも競ってきた。 同じ曲を題材にしているので、その演奏者や編曲者の個性だけでなく、その時代時代で進化した演奏や理論がそのまま反映されることで、その新しさが引き立つことも良かった。 例えば、80年代、ウィントン・マルサリスは敢えてスタンダードの中

    2020年のスタンダード・ナンバー:Sam Gendel『Satin Doll』とRafiq Bhatia『Standards, Vol.1』|柳樂光隆
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    nstrkd 2020/11/08
  • 『「若者」をやめて、「大人」を始める』と、大人になれるアメリカのジャズミュージシャンたちの話|柳樂光隆

    『「若者」をやめて、「大人」を始める ー「成熟困難時代」をどう生きるか?』という友人が買っていたのをツイッターで見て、良さげなので気になっていたところで、著者の熊代亨さんによるこんな記事が流れてきて、 ➡シロクマの屑籠 『「若者」をやめて、「大人」を始める──成熟困難時代をどう生きるか?』を出版します http://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20180118/1516239000 サクッと読んでみたら、あー、やっぱり良さそうだなと。おそらく自分が今、読むといいなんだろうなと。すぐさま書店で買って、空き時間に一気に読んでみたら、やっぱりとてもいいだった。 現代において、「若者のままでいることとはどういうことか」や「大人になることとはどういうことか」について、極めて常識的なことがとてもシンプルにわかりやすく、そして論理的に書いてあって、魔法の言

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    nstrkd 2020/11/08
  • 「ブラジル 音楽・オールタイム・アルバム・ベスト 100」のための柳樂光隆の30選|柳樂光隆

    に掲載したベスト30をここにも転載しておきます。企画趣旨はこんな感じらしいです。 ショーロやサンバ、ボサノヴァなど、古くから素晴らしい音楽を生み出してきた音楽大国ですが、近年も新しいシーンや才能が次々と登場。その盛り上がりとこれまでの歴史ランキングというかたちで振り返ってみました。選者は41人。それぞれ1位から30位まで順位をつけていただいたものを編集部で集計し、ベスト100を選出しました。(ミュージック・マガジン 2019年5月号) 2020年代への視点ということだったので、 ①2010年代にジャンルを超えて影響を与えているもの ②これから更に再評価が進みそうなもの ③90年代以降のクラブ~カフェ経由でのブラジル音楽ブームの再検証 ④今の耳で聴いてもダサくないもの といったあたりを意識して考えてみました。 アントニオ・カルロス・ジョビン(とハダメス・ニャタリ)やジョアン・ジルベルトはも

    「ブラジル 音楽・オールタイム・アルバム・ベスト 100」のための柳樂光隆の30選|柳樂光隆
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    nstrkd 2020/11/08
  • Playlist : 侵食するアフロビートのDNA - AFROBEAT × JAZZ/NEO SOUL/HIPHOP by Jazz The New Chapter|柳樂光隆

    ロック、ポストパンク、インディーロック、テクノ、ハウスなど、様々なジャンルに影響を与えてきたアフロビートですが、ここでは90年代以降にいかにアフロビートがジャズやヒップホップやR&B、ネオソウルなどに影響を与えてきたのかをプレイリストでまとめてみました。 文脈の詳細は以下の記事にしっかり書いたので併せて読んでください。

    Playlist : 侵食するアフロビートのDNA - AFROBEAT × JAZZ/NEO SOUL/HIPHOP by Jazz The New Chapter|柳樂光隆
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    nstrkd 2020/11/08
  • KIP HANRAHAN - CRESCENT MOON WANING 推薦コメント全文|柳樂光隆

    20代のころの僕にとってのジャズシーンのアイドルはハル・ウィルナーとキップ・ハンラハンだった。ジャズにどっぷりハマりながらも、オルタナティブなロックが好きで、ヒップホップやテクノにも関心があり、ラテンやブラジルもかじっていて、たまに古いブルースやカントリーを掘ってみたり、フリージャズやアヴァンギャルドも嗜んでみたりしていた僕にとって、彼らの音楽が他の何よりもしっくりきたからだ。そこには好きな要素のすべてがあった。心の名盤はハル・ウィルナーの『Amarcord Nino Rota』と、キップ・ハンラハンの『Vertical‘s Currency』だった。 特にキップ・ハンラハンに関しては、00年代までは人もアクティブだったし、クラブシーンからの再評価もあり、リアルタイムで追いかけるべき存在という感じだった。『Beautiful Scars』や『At Home In Anger』が出た時には

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    nstrkd 2020/11/08
  • 50 Recommended Non-Jazz Songs of 2018 by "Jazz The New Chapter" (with Playlist) #JTNC|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira

    Jazz The New Chapterが選ぶ2018年のジャズの年間ベスト50はこちら "50 Best Jazz Albums of 2018" by Jazz The New Chapter (with Playlist) ■雑記 2018年は若林恵さん、宮田文久さんと3人で若柳宮音筆の会というイベントをはじめました。だいたい月に一回づつくらい開催して、インタビューのやり方を出発点に、ライティングや編集、企画などについてあーだこーだ語る会を一年間やりました。 【「若柳宮音筆の会」とは】 世の中にいくら面白い出来事や動向がたくさんあっても、それを書きとめ定着する人がいなければ、それは社会のものとはならず、文化にもならない。ジャーナリスト、編集者の立場から、そうした仕事に携わる人たちの極端な人員不足とそれに伴う仕事の劣化を憂えてきた柳樂光隆と若林恵が、気鋭の編集者・宮田文久を迎え、来る

    50 Recommended Non-Jazz Songs of 2018 by "Jazz The New Chapter" (with Playlist) #JTNC|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira
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    nstrkd 2020/11/08
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  • 『100年のジャズを聴く - 後藤雅洋 × 村井康司 × 柳樂光隆』という本のこと|柳樂光隆

    『100年のジャズを聴く - 後藤雅洋 × 村井康司 × 柳樂光隆』というを作りました。 このは、70代の後藤雅洋(ジャズ喫茶いーぐる店主)さん、50代の村井康司(音楽評論家)さん、そして、30代の柳樂という3世代でジャズを語ったです。 経緯としては近年はジャズの新譜に関心を持っている後藤さんから 「『Jazz The New Chapter』を読んでいるような若いリスナーと、後藤雅洋のを読んでいるような昔からジャズを聴いてるリスナーとを繋ぐようなを作りたい。」 という提案があり、そういう前向きで意義のある内容ならと引き受けたものです。 僕としては、そのために過去のジャズをたくさん聴き直しながら、色々と準備をして、60代以上の年配のリスナーにも伝わるように現代のジャズと20世紀のジャズとの繋がりを説明しながら、今のジャズのどういうところにフォーカスして聴けばいいのか、どういうアー

    『100年のジャズを聴く - 後藤雅洋 × 村井康司 × 柳樂光隆』という本のこと|柳樂光隆
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    nstrkd 2017/12/13
  • 書評:『100年のジャズを聴く』 - 現代ジャズを好きな人が過去のジャズを聴くきっかけになるだろうし、50〜60年代のジャズファンが最新のジャズを聴くガイドにもなるだろう。(吉田ヨウヘイ)|柳樂光隆

    書評:『100年のジャズを聴く』 - 現代ジャズを好きな人が過去のジャズを聴くきっかけになるだろうし、50〜60年代のジャズファンが最新のジャズを聴くガイドにもなるだろう。(吉田ヨウヘイ) 僕は高校生のときに何かのきっかけでセロニアス・モンクが好きになり、でも他のジャズはよくわからず、長い期間モンクだけが好きだった。その後、23〜24歳頃からモンク以外のジャズも好きになり、このの著者である後藤さんや村井さんのを読んで歴史や名盤を勉強し、ジャズの廃盤レコード屋でバイトしたりもした。そしてバイト中に先輩から教えてもらったビジェイ・アイヤーの新譜を聴き、「最近のジャズは凄い」「何となくモンクと似ている感じがして好きだ」と思ってるところでもう一人の著者の柳樂さんと知り合い、いろいろ教えてもらったり、『JAZZ THE NEW CHAPTER』(以下JTNC)の執筆に加えてもらったりした。 だか

    書評:『100年のジャズを聴く』 - 現代ジャズを好きな人が過去のジャズを聴くきっかけになるだろうし、50〜60年代のジャズファンが最新のジャズを聴くガイドにもなるだろう。(吉田ヨウヘイ)|柳樂光隆
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    nstrkd 2017/12/13
  • 「00年代以前のクラブジャズ」と「00年以降の現代ジャズ」の違い|柳樂光隆

    ※記事が面白かったら投げ銭もしくはサポートをお願いします。 あなたのドネーションがこのnoteの次の記事を作る予算になります。 ■クラブジャズは?現代ジャズとは?すごくざっくり説明すると、 ◎クラブジャズ…「踊らせること」「クラブでDJによってプレイされること」を目的として作られた《ダンスミュージック》 ◎現代ジャズ…「ヒップホップやテクノに影響を受けているけど、踊らせることや、クラブでプレイされることを目的に作られてはいない《ジャズ》 だと僕は考えています。 つまり、クラブジャズは基的にクラブでDJが使えるかどうかな音楽なわけです。逆に現代ジャズは、踊れる曲もある(かもしれない)けど、必ずしもDJ的に使いやすい曲わけではないという違いは重要だと思います。 だから、クラブジャズに関してはDJが使えるかどうかみたいなすごくシンプルな部分が重要だし、そういったルールに基づいて曲が作られていま

    「00年代以前のクラブジャズ」と「00年以降の現代ジャズ」の違い|柳樂光隆
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    nstrkd 2016/08/04
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