みなさんは、紙で勉強する派でしょうか? それともタブレットなどデジタル機器で勉強する派でしょうか? 実際のところ、紙とディスプレイではどちらが勉強に優れているのか――考察してみました。 紙は「集中型」、ディスプレイは「ざっくり型」 スマートフォンやタブレット端末の文字を読むことと紙に書かれた文字を読むことの大きな違いは、“光”です。 ディスプレイ 透過光:光を直接発しているため、目には光源からの光がダイレクトに当たります。 紙 反射光:紙に書かれた文字は光を発さず、太陽や照明の光が反射することで我々の目に入っています。 資料を作って確認してから印刷したのに、読み直したら間違いに気づいた、という経験はありませんか? 一般的に、誤字脱字などのミスは印刷してからの方が見つけやすいそう。社会学者の有馬哲夫氏は、著書の中でその理由をこう述べています。 紙に印刷して読むとき──つまり、反射光で文字を読