さて。前のコラムで、忙しさは精神が感じているものがほとんどで、頭の使い方を変えれば日々が楽になれるのではないか、という話まで書いた。 精神的に忙しくなる理由は何かといえば、一個一個の動作でイチイチ、「どうすればいいか」と悩むからである。個々の動作では、いちおう最善な動作というものがある。唯一解はなくても、数個はある。ゆえに、仕事ではまずは全部の仕事をパターン化して、最善の動作を先輩などから教わるなり見て盗むなりして頭と身体に叩き込んでしまうのがベストである。常に正解パターンを意識して、新しい作業では正解パターンを探し、見つけたらそれを守るようにする。 仕事は最善の動作を研究して、それにパターン化してしまい、パターンをこなすようにすると仕事の速度と質が上がる。新人は出来のいい先輩や上司から教わるなり、見て盗むなりするのが最短である。別な言い方をするとマネをするのである。 流れ作業などでは、一