地域住民が共同でジャーナリストを雇う、新しい市民ジャーナリズム「Spot.us」 2011.09.30 松岡 由希子 適正な取材に基づき、正確な情報をわかりやすく世の中に伝えるのが、ジャーナリズムの役割のひとつ。しかし、米国では、新聞業界を中心に、大幅なレイオフや、休刊・廃刊が相次ぎ、とりわけ、地域密着型のニュースが、以前ほど、広く採り上げられにくくなっています。そこで、この課題に対し、地域住民によってローカルジャーナリズムを支えようという取り組みが、「Spot.us」です。 「Spot.us」は、住民自身が知りたい地元ネタを提案し、これに賛同する住民が共同でコストをまかなって、プロのジャーナリストに取材や執筆を委託するという、ローカルジャーナリズムのためのオンラインファンドレイジングサイト。現在、米国のサンフランシスコ・ベイエリアを対象に展開しています。 具体的な仕組みとしては、ユーザが