印刷 東京大学は20日、秋入学へ全面移行するとした素案を正式に発表した。4月には、他大学との協議の場と、経済界との協議の場をそれぞれ立ち上げる方針だ。すでに意見調整を始めたという。 学内では各学部に素案を示し、課題の洗い出しを始めた。今後、学内の意見を集めた上で3月中に正式報告を公表。1〜2年で大学として最終決定し、3年程度の告知期間を経て5年前後で秋入学を実現することを想定している。 意見交換を始める他大学は、北海道、東北、筑波、東京工業、一橋、名古屋、京都、大阪、九州、早稲田、慶応義塾の11大学。高校卒業から入学までの約半年間(ギャップターム)に、海外留学やボランティアなど、どのようなプログラムを用意できるかなどについて意見を出し合う。経済界とは、卒業も秋になった場合を想定し、就職・採用や公務員試験の時期の問題で協力をとりつけたいとしている。他大学や経済界からは、歓迎と不安、両方