それはあまりにも痛々しかった。 ことりはふさぎ込み、ほのかは悄然とし、絵里はほのかの核心に迫り、にこ先輩は激昂し、真姫はにこを押しとどめ、海未はほのかに失望した。 ラストだけでとんでもない密度でドラマが繰り広げられたが、あれは本来起こるべきはずのことではなかった。すべてが悪い方向でピースがハマった結果、あの修羅場が出来上がってしまった。あれを見て感じるのは彼女たちの"未熟さ"と”純粋さ”、そして”若さ”。 どうしてあんなことになってしまったのか。 このすべての原因は絵里にある。それを説明する前に一つ言っておきたいのは、原因がだれか一人にあるとしてもそれは全員の責任だ。 「体調管理を怠って無理したほのかも悪いけど、それに気付かなかった私たちも悪い」 ほのかと絵里に大きな責任があるけど、それを止められなかったみなに等しく責任はある。それを念頭に置いてもらいたい。 さて、なぜ絵里に責任があると見