重症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者の多くで長期にわたり症状が持続することが知られているが、自宅療養となった軽症~中等症の若年例も例外ではないことが示された。ノルウェー・University of Bergen/Haukeland University HospitalのBjørn Blomberg氏らは、同国で軽症~中等症COVID-19を発症し自宅療養となった247例を前向きに追跡。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染から半年後も症状が持続していた患者は半数超に上り、16~30歳の若年者でも約5割がなんらかの症状を有していたとNat Med(2021年6月23日オンライン版)に発表した。 症状で最多は疲労感30%、集中力低下や記憶障害も Blomberg氏らは、同国におけるCOVID-19流行第一波の期間(2020年2月28日~4月4日)に、軽症~中等症