ドワンゴ会長・川上量生氏と「cakes」を運営するピースオブケイク代表・加藤貞顕氏が、『ルールを変える思考法』刊行記念として対談。両者がcakesとブロマガを用いてクリエイターが食える仕組みを目指す一方で、アップルやアマゾンのプラットフォームが持つ危険性について語ります。 みんなが興味あるものが細分化されつつある 加藤:ブロマガの話にちょっと戻さしていただければと思うんですけれども、僕は本をずっと作って売るということをしてきて、2008年ぐらいから潮目が変わってきたという気がしていたんですよ。 具体的に言うと、前は本を作る方法というのは、何か格好いいデザインを作って、新聞にバーンと広告を打って、何とか先生の最新作ということで書店に沢山並べてもらってということをやると売れたんですよ。 これが2008年くらいからめっきり聞かなくなって、それは体感で何となくあったんですけれども、2008年という