1話ではグロテスクな描写ばかりが印象に残り、設定的にも「よくあるディストピアもの」と看做していたのですが、この作品の楽しみ方がわかりました。 PSYCHO-PASS サイコパス 第3話 『飼育の作法』 のレビューです。 典型的な『ディストピアもの』ではありますよね。 秩序正しい、一見理想郷のような世界だけれど、人々は管理され、特に犯罪や反乱の芽は厳しく監視されて社会から取り除かれる『警察国家』になっています。 ディストピアものの金字塔である『1984』では、言語そのものを「自由」や「平等」といった概念が無い言語に作り変えてしまい、それ以外の言語を使っていると重罪として取り締まるという社会を描いていました。 この作品の世界では、言葉として表現しなくても、脳内で(社会体制にとって)危険なことを考えただけで、セラピーという名目の思想矯正をされるようです。 『1984』よりももっと悪いと言えるでし