「ニキビくらいで皮膚科に行くのは、大げさ」と考えていませんか? もしかしたらカビが原因の皮膚病にかかっているかもしれません。※画像はイメージ。記事中の症例とは異なります 少し歩いただけでも汗が噴き出すこの季節。一刻も早く冷房の効いた場所に避難したいが、ここ数年の節電気運の高まりからどこもエアコンの設定温度は高め。こうして汗を皮膚に留めてしまう時間が長くなったことから、肌にトラブルを抱えてしまうビジネスマンが増えているようだ。 「昔から梅雨から夏にかけて、皮膚科の患者さんは増えるものですが、たしかに2011年以降は、大人の患者さんが増えてきているように感じます。この時期は日光皮膚炎、毛虫などによるかぶれ、水虫、あせも、汗などによるアトピーの悪化などの症状で来られる患者さんが多いのですが、マラセチアと呼ばれるカビが皮膚に繁殖することで生じる皮膚病に感染する20〜40代の患者さんもちらほら目に