アインシュタインはこういう――「わたしたちが直面する重要な問題は、それを作ったときと同じ考え方のレベルで解決することはできない」。ITの重要な問題の多くは、極言すればコードで解決できるか否かである。プログラミングの未来について思いをはせ、古い思考パターンにはまらない新しいアイデアでもって問題を解決していこうとする人物がいる――多くの人があればいいなと一度は考えた日本語プログラミング言語「なでしこ」の開発者として知られるクジラ飛行机こと酒徳峰章氏その人である。IPA未踏ユースでなでしこを、IPA未踏ではWeb開発環境「葵」の開発を手掛け、IPAのスーパークリエイターにも認定された酒徳氏。「わたしはハッカーというよりは、コツコツとやり続けてきただけ」と話す彼に「New Generation Chronicle:バイナリアンスレッド」を継承いただいた。 びっくり技術で2年は食える? Web2.0