東京 霞が関などで働く国家公務員に先月の残業代について聞いたところ「正しく支払われていない」と回答したのは30%近くに上ったことが、民間のコンサルタント会社が行った調査でわかりました。 これは働き方の調査などを行う東京のコンサルタント会社「ワーク・ライフバランス」が、先月から今月にかけてインターネット上で行い、国家公務員316人が回答しました。 それによりますと、先月の給与で「残業代がすべて正しく支払われたか」と尋ねたところ「支払われていない」と答えたのは28.2%にのぼりました。 「支払われていない」と回答した人に、心境の変化について複数回答で尋ねたところ「結局は変わらないという諦めの気持ちを感じた」が71%と最も多く、「支払われている他の省庁・部局をうらやましく感じた」が52%、「仕事へのモチベーションがより下がった」が42%、「辞めたいと思うことが増えた」が33%などとなっています。