兵庫県西宮市の主婦(46)が昨年夏、市内の量販店で購入した付けづめ用接着剤を使用した際に大やけどを負ったとして、近く販売業者への指導と処分を求める措置請求を消費者庁に申し立てることが16日、分かった。県生活科学総合センター(神戸市)の調べで、中の液体が繊維に触れると100度以上に発熱する危険があるにもかかわらず、容器の構造に問題があった上、注意表示も不十分だったことが判明。販売業者に連絡後も商品に改善は見られず、主婦は「2度と同じような被害が起こらないよう対処してほしい」と訴えている。 [フォト]付け爪用の接着剤で負ったやけど 問題の接着剤は米国から輸入され、アカサカ商会(大阪市)が販売する「マキシマムスピードネイルグルー」。多いときには月間2千本売れるヒット商品という。 主婦は昨年8月に購入。最後に使用した際、容器の外ぶたを開けたところ、内ぶたも一緒に外れて内容液が飛散、ジーンズに