30年前、当時も素晴らしい選手が何人もいたリトアニア代表だったのだが、92年の五輪を目指そうにもソ連から独立したばかりで厳しい資金難にあえいでいた。 当時ウォリアーズに所属していたサルナス・マーシャローニスはアメリカで資金援助を求めたところ、意外なところから声がかかった。 ウォリアーズのお膝元であるサンフランシスコ、ベイエリアの伝説的なロックバンド グレイトフル・デッドが資金援助を申し出たのだ。 資金援助に際してバンドから一つ注文があった。 それは彼らのトレードマークでもある、サイケデリックな柄、タイダイ、絞り染めのシャツを選手が着るという一風変ったものだった。 (NBA最強のグレイトフルデッドファン、ビル・ウォルトンがライブで興奮している様子。彼は1000回以上ライブに行っているらしい) 選手たちは喜んで受け入れた。グレイトフルデッドは自由を体現するようなバンドであり、それはソ連から独立