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2022年11月3日のブックマーク (3件)

  • 【最終的な感想】今まで本当にごめん。「アスペル・カノジョ」は「生きづらさ」との和解を目指した素晴らしい漫画だった。 - うさるの厨二病な読書日記

    漫画「アスペル・カノジョ」の結末までのネタバレが含まれます。未読のかたはご注意下さい。 これまでのあらすじ。 「アスペル・カノジョ」は、主人公が「物語世界」にいない。 「なぜ、主人公のお前がここにいる?」という驚愕。 「アスペル・カノジョ」の真の主人公・メタ横井は、物語の外の世界にいる。 「作内横井」と恵は、両方ともメタ横井の分身である。 恵は、二人の横井の「生きづらさ」そのもの。 メタ横井は、自分と「自分の生きづらさ」が出会い共に生きる「アスペル・カノジョ」を描いた。 まとめ:観客席でずっと怒り続けていたから、自分も「参加した」という楽しさがある。 余談1:赤川は、社会に出て二十年後の横井。 余談2 これまでのあらすじ。 漫画「アスペル・カノジョ」は、横井→恵の一方通行の話なのにそれを隠していることにうんざりし、6巻で読むのを止める。 www.saiusaruzzz.com 気を取り直

    【最終的な感想】今まで本当にごめん。「アスペル・カノジョ」は「生きづらさ」との和解を目指した素晴らしい漫画だった。 - うさるの厨二病な読書日記
    o_secchan
    o_secchan 2022/11/03
  • ジャンル研究の方法論②|obakeweb

    相変わらず、「{任意のある芸術ジャンル}とはなにか」式の研究の正解は分からないが、ここ一年でジャンル論についてはいろいろと読み、論文も書いているところなので、専門トピックのひとつに「ジャンル」を数えてもよい頃だろう。同じく、ジャンル概念に関心を向けているローン・スター大学のEvan Maloneによる論文「ジャンル爆発の問題[The Problem of Genre Explosion]」を読んできたのでご紹介。 ホラーとはなにか、SFとはなにか、といった個別ジャンルの哲学も気になるが、それらをまとめあげている「ジャンル」とはそもそもなんなのか。 ジャンルの諸理論Maloneの整理によれば、既存のジャンル理論はおおきく分けて3つある(2つ目は1つ目の一種なので、厳密には2つ)。以下Maloneの紹介を手がかりに、それぞれ定式化してみよう。 特徴説:ジャンルとは、一連の特徴を共有する作品群を

    ジャンル研究の方法論②|obakeweb
  • ジャンル研究の方法論|obakeweb

    「{任意のある芸術ジャンル}とはなにか」「SFとはなにか」みたいな問いがある。別にホラーでもサスペンスでもマジックリアリズムでもなんでもよいのだが、「{任意のある芸術ジャンル}とはなにか」を問うときには、ざっとふたつの回答がある。 一方は、ジャンルの特徴を挙げるような回答だ。これはしばしば、必要十分条件によって提出される。「SF作品とは特徴Fを持った作品であり、特徴Fを持たない作品はSFではない」といった説明だ。 他方は、ジャンルの伝統を記述するような回答だ。「ヴェルヌとウェルズに始まる特定の歴史的系列に連なる作品群こそが、SF作品である」など。 Terrone (2021)は、前者のアプローチを「概念としてのジャンル[Genres-as-Concepts]」、後者のアプローチを「伝統としてのジャンル[Genres-as-Traditions]」と呼んでいる。SFだと、Suvin (197

    ジャンル研究の方法論|obakeweb