平成25年3月12日 東京大学大学院総合文化研究科 1. 発表者: 石原 秀至 (東京大学 大学院総合文化研究科広域科学専攻 助教・JSTさきがけ 兼任研究者) 澤井 哲 (東京大学 大学院総合文化研究科広域科学専攻 准教授・JSTさきがけ 兼任研究者) 2. 発表のポイント: ◆アメーバ細胞でみられるアクチン/イノシトールリン脂質シグナルの波は並進波、反射波、らせん波の3要素から構成されていることを定量的な測定と解析から明らかにした。 ◆波パターンの生成機構と、伸張・反転・回転からなる細胞変形の動態を、数理モデルシミュレーションにより明らかにした。 ◆細胞動態の背後にある自己組織化現象の詳細が明らかになることで、アメーバ状運動の制御と操作などへの応用が期待される。 3.発表概要: 「生物らしさ」を理解する上で、細胞の自発的な挙動やそのランダム性の起源は重要なテーマです。近年、動物、ヒトを