情報誌からネットへと事業の軸足を移しても、コミュニケーションと行動を大事にするリクルートの企業文化は変わらない。データサイエンティストもしかり。1日中机に張り付いて分析しているわけではない。有名データサイエンティストの1日に密着した。 密着したのはリクルートテクノロジーズ(東京・千代田) ビッグデータグループの西郷彰シニアアナリスト。就職や住宅、物販などリクルートホールディングス傘下の事業会社が運営する情報サイトの情報を分析し、現状の可視化や将来の予測を行う。 9月末のある日の仕事は、朝9時からのミーティングで始まった。人材情報サイトを運営するリクルートジョブズの東京・銀座のオフィスで、テクノロジーズとジョブズ両社からデータサイエンティストとエンジニアが参加。サイトの運営責任者である板澤一樹グループマネジャーを囲んで議論が盛り上がる。 事業会社とシステム機能会社という関係の両社だが、気心は
日本の東京大学や理化学研究所が参加した欧州合同原子核研究機関(CERN、ジュネーブ)の国際研究チームは、通常の原子などと反対の電気的性質を持つ反物質の一種、「反水素原子」を世界最長の16分以上(1000秒間)にわたって閉じこめることに成功した。 昨年11月にCERNの同じ装置を使った実験で、38個の反水素原子を0・2秒閉じこめるのに成功していたが、今回、時間が飛躍的に延びた。5日の英科学誌ネイチャー・フィジックス電子版に発表した。 反物質は宇宙誕生の際に生成し、当初は通常の物質と同じ量が存在していたとされるが、現在は自然界にほとんど存在しない。なぜ反物質がなくなり、物質だけの世界になったのか、宇宙の進化の謎をひもとく研究に道を開く成果として注目される。
藻類「オーランチオキトリウム」の沖縄株=筑波大提供 藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。 筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。 球形で直径は5〜15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く