福島県では原発事故の影響で避難した児童が戻ってくる動きがある一方で、ほとんどの自治体で依然として減少傾向が続いていることがNHKのまとめで分かりました。 NHKは福島県内13の市の小学校について、震災直後のおととし5月と今月の児童数の推移をまとめました。 それによりますと、南相馬市が震災直後には、震災前の3分の1以下の1252人に落ち込んだものの、今月はおよそ1.6倍の2038人と回復傾向になっています。 しかし、福島市など12の市でいずれも震災直後を下回り、原発事故直後の避難で大幅に減少したあとも依然として減少傾向が続いていることが分かりました。 このうち福島市では震災直後と比べておよそ14%、郡山市ではおよそ10%、いわき市ではおよそ1%それぞれ減少しています。 また、13の市では、震災前に合わせて9万4432人の児童がいましたが、現在は、87%にあたる8万2523人にとどまっていて、