ここ10年間で、「うつ病」に対する認知度が高まりました。 職場でのストレスや過労による自殺などが問題視されてからのことです。 そのため、社会・職場におけるメンタルヘルスの環境は改善しつつあります。 まだ大半の企業においては、大きく問題が残っているものの、 「うつ病」などの精神病が理由で休職・退職する、ということが世間一般で当たり前のように認知され、徐々に理解されはじめてきたのです。 しかし、職場環境における、社会人のメンタルヘルスは改善してきたにも関わらず、 学校の子どもたちに対してのそれは、かなり一部の人にしか認識されていません。 むしろ今、「子どももうつ病にかかるの?」と思った方も多いのではないでしょうか。 子どもであっても、精神科へ通って薬を処方されている方は少なからずいるのです。 しかし問題は、先ほど指摘したように「子どものうつ病」について知っているのは、 当事者のご家庭・スクール