ここで紹介する方法は、Perlを用いたソート処理です。単純なソート処理ではなく、その都度任意の順位でソート順を指定する事ができる、言わば『オンデマンド順指定ソート』です。 テキスト処理を記述していると、ソートを行う事があります。Perlにはsort()と言う組み込み関数があり、通常sort()関数を単純に呼び出したり、ソート順序を決定するためのルーチンを記述する事で任意のソート順序を指定する事ができます。 Perl 5.6以前はクイックソートアルゴリズムが採用されていました。クイックソートは多くの場合で高速なソートですが、同一キーを持つレコードが複数存在する場合、読み込まれた順に出力されるとは限らない『不安定』なソートアルゴリズムです。 Perl 5.8以降はマージソートアルゴリズムが採用されました。単純に考えると、マージソートは高速な部類に入るアルゴリズムではありませんが、Perlが採用