カーネルソースのコンパイルvmlinux について 依存関係の抽出作業が完了した後、TOPDIR/ 直下において $ make vmlinux を行うことによりカーネルのコンパイルが行われ、最終的に TOPDIR/ に二つのファイル vmlinux と System.map が生成される。どのアーキテクチャ向けにカーネルビルドを行うときでも、とりあえずの中間目標としてこの２つのファイルがカーネルのソースツリー下に正常に生成されることが求められる。make vmlinux が成功した後のカーネルビルドの手続きは、アーキテクチャによって変わってくる。 vmlinux は、 アセンブラやコンパイラが出力した オブジェクトファイル群 (*.o, *.a) を、 リンカ ld を用いて全て１つにリンクした、 巨大なオブジェクトファイルである。 モジュール指定した機能に相当するオブジェクトファイルや、 ブート関係のオ
