広田照幸さんより宮寺晃夫編『再検討 教育機会の平等』(岩波書店)をお送りいただきました。ありがとうございます。 この本は、先日広田さんにお招きいただいた研究会でお会いした森直人さんや稲葉振一郎さんも論文を寄せており、いずれも興味深く読ませていただきました。 >経済格差と貧困の拡大に伴い,教育機会の格差・不平等も深刻になっている.しかし,そもそもなぜ平等であることが望ましいのだろう.そしてどのようにそれを実現するか.教育の費用,自由な選択,個性の尊重,能力や差別,多様性と人権等の難問に向き合い,「平等の理由」と「平等の条件」を理論・実践の両面から追究する. 目次は以下の通りです。 序論 なぜ「教育機会の平等」の再検討なのか――市場社会と教育機会 宮寺晃夫 第一章 「奪われなさ」と平等原理――社会からみた機会の不平等 佐藤俊樹 第二章 教育費のエコノミックスとポリティックス――人