[単行本] ■■■:朝日出版社 『パズルの迷宮―NADIE CONOCE A NADIE―』 フアン・ボニージャ/碇順治監訳・沢村凜訳、ITT(日西翻訳研究塾)/野谷文昭解説 \1,575 11/12 ((本書は1996年にスペインで出版された、フアン・ボニージャ著『Nadie conoce a nadie』の翻訳本。本国では出版当初より大きな評判を呼び、マテオ・ヒルにより映画化、日本では『パズル』のタイトルで公開された。本質には「純文学」を秘めながら、「サスペンス」のようなストーリー展開をみせる「純文学サスペンス」という今までにないジャンルの小説で、作品の随所に作者ならではの仕掛けがパズルのように込められている。<ストーリー>文献学の学生であるシモンは、セビリアの新聞社でクロスワードを作る仕事をしている。ある日彼のもとに、翌日のクロスワードに『道化師たち』という言葉を入れろ、という脅迫