評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★4つ) ■脚本を絞り込んでわかりやすい青春映画の小作品になっていることの可否 見終わった感想は、「いまいち」でした。『ポニョ』の時も同じように感じたのですが、その感じている部分が違います。ポニョは、素晴らしいイメージの渦があるのだが、脚本を絞りきってまとめきる力がなくて拡散してしまっていることへの不満でした。今回は、脚本は、『耳をすませば』や『海がきこえる』を連想させるストレートな青春映画でした。ジブジの若手が監督をすると、なぜこうも青春映画に変貌するんですかねぇ。ちなみにジブリの良さである映像の美しさを十全に使用した「強み」の発揮にも、ぐっときました。けど、やっぱり「小さくまとまっている」という意味では、過去の宮崎駿の超大作のイメージを持つ身としては、うーんと思ってしまった。過剰さがそぎ落とされているからだと思います。 が、妻と一緒に見に行った