ごはん、汁物、おかず3品の「一汁三菜」を作りたいのに、余裕がなくて作れない…。そんな母親たちの実態が明らかになった。株式会社RSLジャパン(大阪市、永吉泰典社長)が6月に行った「成長期の子供の成長に関する意識調査」によると、昔ながらの食事を作りたいとする母親は95%にのぼっているのに対し、実際に作っているのは63%。子どもの食生活に不安を感じながらも、実践に移せていない現状が浮き彫りになった。調査は、育ち盛りの子供を持つ全国の母親1200人にインターネットで実施。一汁三菜を作れない理由として最も多かったのは「時間的に余裕がない(38%)」、次いで「食事のレパートリーが少ない(25%)」だった。時間に余裕がないと答えたのは、主にフルタイムで働く母親。パート・アルバイトや主婦よりも割合が高く、働き方によって大きな差が出た形だ。 また、母親の3人に1人が「自分の子供時代よりも、今の子供の食生活が