■ 弧度法の単位ラジアン ○ 小学校以来,角度の単位には円の1周を360°で表わす度数法を使っています。この表し方は,メソポタミア文明以来の伝統で,360が2でも,3でも,4でも,5でも,6でも,9でも,12でも割り切れる便利な数字であるため、直角,その半分,直角の3分の1などが整数で表わされる特徴があります。 しかし,円周の長さ,円の面積など長さや面積を角度で表わすためには, θ=(弧の長さ)÷(半径の長さ) で定義される弧度法(単位はラジアン)の方が有利で,特に微分積分では角度の単位としては弧度法を使います。 【要約】 度数法(60分法) ・・・ 単位は度 弧度法 ・・・単位はラジアン(省略するのが普通) (参考) 弧度法の単位:ラジアンはなぜ省略できるか。 ○単位は求め方と対応しています: ○同じもので割ると長さの単位などが約分で消えます。