昨年8月、東京都港区にある出入国在留管理庁(入管)の中にある外国人専用収容施設で、イラン人男性ジャファリさんが、新型コロナウィルスに感染してしまった。収容施設内でコロナになったのは彼1人で、原因は発表されていない。 ジャファリさんは、職員に「面会者にうつされたのだろう」と言われた。しかし当時、彼の面会をしていた支援者は3人ほどいたが、誰もコロナに感染していない。 面会室はアクリル板で仕切られ、その下にあるいくつもの声を通す穴はコロナ対策のためテープでびっちり張られているため、面会者から感染することはまずありえないだろう。 その後、ジャファリさんは4度目の検査の末、やっと陰性が確認された。しかし汚れた独居房に隔離され、自分で掃除しろとまで言われ、治療らしきものはほとんど受けていなかった。 この件に関して、入管にかかわる弁護士や支援者たちは、もう二度とコロナを起こさないために、できるだけ解放で