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2016年1月28日のブックマーク (4件)

  • 0239 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    九段高校の親友に安田毅彦がいた。高校時代は水泳部のキャプテンをして、東工大に進んでからは建築土木を専攻し、日一の土木設計集団のパシフィック・コンサルタントに入って将来を期待されたが、ソリがあわずそこを脱出、自分でフィールドワークをくっつけた設計の仕事をしつづけていた。高校のころからの数学の天才でもあった。ぼくに及ぼしたものが少なくない。 が、40代半ばで癌で死んでしまった。最後は八ヶ岳の山麓に住み、自分の小水を一晩冷蔵庫で冷やしてこれを毎朝一息に呑みほしていた。それが癌に効くという信念からだった。 その安田が宮常一を確信していた。宮常一のように歩き、宮常一のように考え、宮常一のように生きたいと言っていた。実際にも頑固な人生の後半をそのように送っていた。宮常一の“存在”を確信していたのだ。その安田に「おまえも読めよ」と言って勧められたのが『忘れられた日人』だった。 実はそれまで

    0239 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
  • 【番】と【衆】 - 共同体社会と人類婚姻史

    の村落を調べていると、大きく東日と西日で生活様式に伴って共同体のあり方そのものが異なることが分かりました。生活習慣や文化についても西と東で異なるものが数多くありますが、民俗学では、以下のように言われていたりします。 8) 東北日は、双系的な同族制村落 西南日は、父系的な年齢階梯制村落 とのことです。一体どういう意味なのか? (東北日と西南日の境界線は続きでどうぞ) 😀 気になった方は、続きに行く前にいつものポチっとお願いします。 😀 民俗学者の福田アジオという人が東西の文化について調べたものがあり、『番と衆』というもので明らかにしています。その図書に対する書評から抜粋引用します。 松岡正剛の千夜千冊『番と衆』福田アジオより このは東と西の日の集落や村落や町村に継承されてきた社会組織形態の特徴を問うもので、徹底してフィールドワークにもとづく報告でありながら、そこから浮

    【番】と【衆】 - 共同体社会と人類婚姻史
  • [抜書き]『東と西の語る日本の歴史』

    目次 学術文庫版まえがき 一 はじめに くらしのなかの東と西 単一民族説への疑問 ゆがめられた日史像 地域への視点 二 「ことば」と民俗-東と西の社会の相違 二大方言の対立 人口の移動 習俗の相違 イエとムラ 三 考古学からみた東と西 石器の語る東と西 縄文(じょうもん)の地域差 弥生(やよい)の東進と縄文の抵抗 古墳の拡大 四 古代の東国と西国(さいごく) 大和と西日 大和と東国-統合と自立- 「通説」への疑問 古代東国の役割 西の海と船、東の弓と馬 東国と東北の「蝦夷(えみし)」 五 「●馬(しゅうば)の党」と「海賊」 (●「人」偏(ニンベン)に「就」) 「海賊的武者」と西日 「弓射騎兵型武者」と東日 東国の製鉄 六 東の将門(まさかど)、西の純友(すみとも) 「東国の乱」 西国の海賊 「天皇」と新皇将門・海賊純友 東国人の二つの道-自立への志向- 七 源氏と平氏--東北・東

  • Amazon.co.jp: 東と西の語る日本の歴史 (講談社学術文庫 1343): 網野善彦: 本

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