成り済まし横行、企業に実害 マスク氏買収で混迷―米ツイッター 2022年11月21日13時31分 米実業家のイーロン・マスク氏=2020年3月、ワシントン(AFP時事) 【シリコンバレー時事】米実業家イーロン・マスク氏がオーナーとなった米ツイッターの経営が混迷の度を深めている。著名人や企業に成り済ました投稿が横行し、実害も発生。「赤字体質」脱却に向けた策が裏目に出た格好で、収益基盤の広告収入を危うくしている。 違反投稿のアカウント復活 「トランプ氏は未定」―米ツイッター 「(糖尿病治療に使う)インスリンの無料化を発表できてうれしい」。ツイッターで10日、米製薬大手イーライリリーのロゴ付きアカウントから投稿が行われると、同社の株価は急落した。 アカウントには「認証バッジ」が付いていた。もともと、アカウントが本人のものであることを示すマークで、利用者はこれを頼りに成り済ましかどうかを判断してき