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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (214)

  • ドイツはプライバシー保護を徹底 京アニ犠牲者の実名公表・報道の是非を考える

    <犠牲者の実名公表をめぐって物議を醸す京アニ放火事件から2カ月。ジャーナリストが選ぶべきは国民の「知る権利」か、被害者のプライバシーか。イギリス、ドイツをはじめ各国の報道姿勢にヒントを探す> 英国では独立機関が報道被害に対応 [ロンドン発]アニメ制作会社「京都アニメーション」の放火で35人が亡くなった事件をきっかけに遺族の意思に反して犠牲者の実名を警察が公表すべきか、メディアは実名報道すべきなのか――が改めて激しい論争を呼びました。 ジャーナリスト歴36年目を迎えた筆者は、情報は権力によって恣意的に扱われるべきではないと考えます。被害者の実名は身元が特定され、遺族への連絡が済んだ段階で、捜査に支障がなければ速やかに報道発表され、匿名にするかどうかの判断はメディアに委ねられるべきです。 同質性が極めて高い島国の日は戦前戦中に秘密警察(思想警察)の歴史があるだけに、「表現の自由」に基づく「報

    ドイツはプライバシー保護を徹底 京アニ犠牲者の実名公表・報道の是非を考える
    okbc99
    okbc99 2019/09/18
    “ドイツのようにプライバシー保護を徹底するか、英米のようなオープン・ジャーナリズムを基盤として報道機関がプライバシー保護を監視する独立機関を自主的に設立するかです。”
  • 香港デモ、進化系ゲリラ戦術の内側

    <香港警察が力で抑え込みにかかっても、情報戦に長け、デモ隊を守る新戦術を次々と編み出す変幻自在さに、香港と中国の両政府はついていけない> 逃亡犯条例改正案への抗議として始まったデモは、香港の将来を左右する壮大な闘いとなった。 光輝く超高層ビルが林立し、グローバル企業の拠点や超高級ホテルが集まる香港。その間の細い通りを何百万もの人々が埋め尽くし、中国土の締め付けに抗議している。 1997年にイギリスから中国に返還される際に保障された香港の特殊な地位は、これまでずっと政治的な火種だった。表に出ない形で不満がくすぶる時期もあれば、中国寄りの当局に抗議し、民主化を求めて炎が噴き出す時期もあった。 「一国二制度」の下、香港市民には、中国土の住民が享受できない個人の自由や政治的自由が認められている。ただし、返還時の合意では、こうした権利は50年間の期限付きで、2047年までしか保障されない。 欧米

    香港デモ、進化系ゲリラ戦術の内側
    okbc99
    okbc99 2019/09/06
    “言い換えれば、香港のデモ隊は、カンフー映画で鳴らした故ブルース・リーの目指した境地、「水のように形がなく、変幻自在」に達している”
  • ブラック・ユーモアを忘れた日本は付き合いにくい

    2018年の暮れはゴーン逮捕で日仏関係が一気に怪しくなった(写真は2018年11月21日) Toru Hanai-REUTERS <カルロス・ゴーンの逮捕は、日仏関係を大きく揺さぶった。仏メディアはゴーン容疑者の扱いに疑問を投げかけ、日側は「余計なお世話だ」と開き直った。そして日仏は今、新たな爆弾を抱え込んだ。フランス文学界の鬼才、ウェルベックの新しい小説に、日人をバカにしたような登場人物が描かれているのだ。今の日人は、こんな「侮辱」を受け流せるのだろうか......> このコラムを書くことによって、私の友人である在日フランス大使館ピック大使を怒らせるのかもしれませんが、ずばり申し上げて 、最近の日仏関係はよくありません。昨年は、日政府がフランスで半年間にわたって後援した輝かしい文化イベント「ジャポニスム2018:響き合う魂」のおかげで、日仏両国民の魂がスローガンの通りに響き合い、

    ブラック・ユーモアを忘れた日本は付き合いにくい
    okbc99
    okbc99 2019/02/15
    “先月、フランス文学界のスーパースターである現代小説家ミシェル・ウエルベックが4年ぶりの新作『セロトニン』を出版しました。これが、一見すると日本女性をバカにした内容なのです。”
  • 日本には「性別をねじ曲げてきた」長い歴史がある | 日本再発見 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    <日でいま「ジェンダーレス男子」が話題を呼んでいるが、これは必ずしも現代的な現象ではない。同性愛も異性装も、近代以前にさかのぼる長い歴史があるからだ> 筆者は子供時代を日で過ごし、その後も断続的に日で暮らしてきた人類学者だ。居住期間は合わせて22年に及ぶ。しかし、筆者はいまだに、東京の原宿を訪れるたびに驚かされる。 原宿はファッション好きの若者が自分のスタイルを披露する劇場のような街だ。ヤングアダルトがカラフルで独創的な服に身を包み、混雑した路地をキャットウォークのように練り歩く。 ブティックには、男女両方のための化粧品がずらりと並ぶ。通行人の性別が分からないことも珍しくない。 例外もあるとはいえ、性差を意識させる外見(「女性らしい」、または「男性らしい」外見)は多くの場合、その人の性別を表す。そのため、日で流行している「ジェンダーレス」スタイルは、一部の観光客を混乱させるかもしれ

    日本には「性別をねじ曲げてきた」長い歴史がある | 日本再発見 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
    okbc99
    okbc99 2018/10/29
    “侍たちの精神生活にとって重要だった同性愛に妨害が入ったのは、19世紀後半、近代的な軍隊が編成されてからのこと。1872~1882年の10年間、男性同士の性交は犯罪として扱われた。”
  • 「全員アジア系」の映画『クレージー・リッチ』がアメリカで大ヒットした理由

    8月にLAのプレミア上映会に登場した主演のヘンリー・ゴールドウィン(左)、コンスタン・ウー(中央)と原作者のケビン・クワン(右) Mario Anzuoni-REUTERS <原作、監督、俳優の全員がアジア系の映画『クレージー・リッチ』が大ヒットしている。内容自体に目新しさはないラブコメがここまでヒットしたのは......> 話題の映画『クレージー・リッチ(原題は "Crazy Rich Asians")』は、ハリウッド作品としては珍しい「オール・アジア人」のキャスティング、つまりアジア人の原作、アジア人の監督でアジア人を描いた映画です。そんな作品が巨大な北米映画市場で「3週連続興収1位」になるというのは1つの事件です。 もちろん、アメリカでも中国の張芸謀(チャン・イーモウ)監督や、台湾の李安(アン・リー)監督の作品が「外国文芸映画」としてヒットすることはありました。ただ、張監督の場合は「

    「全員アジア系」の映画『クレージー・リッチ』がアメリカで大ヒットした理由
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    okbc99 2018/09/28
    “1つには、本作では「結婚するには家族の、特に男性の母と祖母の承認を取り付けないといけない」とか「名家に嫁に行くというのは家族共同体の一員になること」といった保守的な価値観がテーマになっています。”
  • 養女虐待疑惑ウディ・アレンの自己弁護、『女と男の観覧車』

    家志望のミッキーは元女優のウエートレス、ジニーと付き合い始めるが PHOTO BY JESSICA MIGLIO (c)2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC <巨匠ウディ・アレンの新作映画は、自らの私生活上のスキャンダルを連想させるストーリーだが......> ウディ・アレン演じる42歳のテレビ番組構成作家が17歳の女子高生と恋人同士になる――アレンが監督した79年の映画『マンハッタン』は、アカデミー賞2部門にノミネートされるなど、恋愛映画の傑作として高く評価されていた。 しかし、あるときを境に暗い影が差す。92年、アレンが同棲相手である女優ミア・ファローの養女スンイと性的関係を持っていたことが発覚した。2人の関係は、スンイが『マンハッタン』の女子高生とほぼ同じ年齢の頃に始まっていた(アレンとスンイは97年に結婚)。 14年には、アレンとファローの養女であるディラ

    養女虐待疑惑ウディ・アレンの自己弁護、『女と男の観覧車』
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    okbc99 2018/06/24
  • 女児型セックスロボットは社会の敵

    女児ロボットには、小児性愛者の歪んだ欲望を抑制する効果があると擁護する意見もあるが、科学的根拠はまったくない Jason Lee-REUTERS <女児のセックスロボットと交わるうち、倫理観が曖昧になり物の子供に手を出したくなる危険は見逃せない> 女児型セックスロボットは「大人と子供のセックスは普通という勘違いの元になる」として、米議会が輸入禁止に乗り出した。禁止法案は6月13日に下院を通過し、上院に移る。 物の女児そっくりのセックスロボットは、大きな論争を巻き起こした。大人のロボット相手のセックスでも倫理的に疑問なのに、まして子供型のセックスロボットでは小児性愛者のゆがんだ性的欲求を助長する恐れがある、と警告する専門家もいる。 「パソコンさえあれば、小児性愛者が下劣な女児ロボットを注文できる。罪のない子供を危険にさらす行為だ。セックスロボットに飽きれば、次は物の子供に手を出したくな

    女児型セックスロボットは社会の敵
    okbc99
    okbc99 2018/06/16
    “セックスロボットは小児性愛者の性的欲求の抑制に役立つ、とする意見もあるが、それを裏付ける科学的な根拠はない。”逆の科学的な根拠もなさそうだが……?
  • イラン核合意離脱でトランプが狙う「体制転換」シナリオ

    トランプが5月8日に表明したイラン核合意からの離脱は外交上の大失策? Jonathan Ernst-REUTERS <イランに核兵器を持たせたくないなら、核合意を維持強化するのがベストの選択肢だった。世紀の失策をやらかしたトランプ一味の考えとその恐るべき影響は> 以前から予想されていたように、ドナルド・トランプはイランとの核合意(包括的共同作業計画:JCPOA)からの離脱を決定した。これはトランプ自身のエゴやバラク・オバマに対する嫉妬、強硬派の支持者やタカ派の大統領顧問たち、何より彼自身の無知に屈した結果だ。 今回のトランプの決定は、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの離脱と共に、彼の最悪の外交失策となる可能性が高い。 なぜこんなことになったのか。トランプの心の内を理解することが重要だ。 トランプは、イランが核兵器を保有するのを阻止しようとしたわけではない。もしそれが狙いならむしろ

    イラン核合意離脱でトランプが狙う「体制転換」シナリオ
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    okbc99 2018/05/10
    “今回のトランプの決定は、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの離脱と共に、彼の最悪の外交失策となる可能性が高い。”
  • ネット時代に生き残りかける映画館 料金細分化の韓国と格安定額制のアメリカ

    観客はNetflixなどから映画館に戻ってくるか?  Krists Luhaers on Unsplash <映画業界では劇場の高級化によって集客アップと入場料アップを図るというのが主流だが、一部ではまったく違う発想も出てきた──> あなたは映画館でSF映画やスペクタクル映画を見ている時、「今、この天井が落ちてきたらどうしよう......」などという想像をしたことはないだろうか? それが韓国のある映画館で現実に起きた。 4月7日韓国・京畿道にある廣州CGVの上映中の映画館の天井が12枚落ちてくるという事件が起こった。映画を観覧していた観客11人が軽傷を負い病院で手当てを受けた。落ちてきたのは60センチ×110センチの天井部分で、厚さが5mmで軽かったため大きな負傷者は出なかったものの、この映画館がたった6か月前にオープンしたばかりのCGVの映画館だったことに注目が集まった。 この事故に対し

    ネット時代に生き残りかける映画館 料金細分化の韓国と格安定額制のアメリカ
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    okbc99 2018/05/04
  • 14億人を格付けする中国の「社会信用システム」本格始動へ準備

    2020年に制度が格始動すれば、すべての中国人の行動が習近平の監視対象になる Aly Song-REUTERS <長々とゲームをするのは怠け者、献血をするのは模範的市民、等々、格付けの高い者を優遇し、低い者を罰するこのシステムにかかれば、反政府活動どころかぐれることもできない> 中国で調査報道記者として活動する劉虎(リウ・フー)が、自分の名前がブラックリストに載っていたことを知ったのは、2017年に広州行の航空券を買おうとした時のことだった。 航空会社数社に搭乗予約を拒まれて、中国政府が航空機への搭乗を禁止する「信頼できない」人間のリストを保有しており、自分がそれに掲載されていたことに気づいた。 劉は、2016年に公務員の腐敗を訴えるソーシャルメディアに関する一連の記事を発信し、中国政府と衝突した。政府から罰金の支払いと謝罪を強要された劉はそれに従った。これで一件落着、と彼は思った。だが

    14億人を格付けする中国の「社会信用システム」本格始動へ準備
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    okbc99 2018/05/04
    “これは近未来社会を風刺的に描いたイギリスのドラマシリーズ「ブラックミラー」のシーズン3第1話『ランク社会』のプロットにそっくりだ。”
  • 男女の力関係が逆転したら世界はどうなるのか?

    <突然変異で女性が特殊な肉体的パワーを持ち、男女の力関係が逆転した未来で男性を待ち受ける残酷な運命とは> 2017年は、これまでセクハラや性暴力に耐えてきた被害者が「私もだ」と手をつないで立ち上がり、権力を持っていた加害者を追及する「#MeToo」ムーブメントが盛り上がった年だった。時を同じくして、この#MeTooムーブメントを反映するようなディストピア小説英語圏でベストセラーになった。ニューヨーク・タイムズ紙をはじめ多くのメディアが「2017年の最優良小説10作」のひとつに選んだ『The Power』は、男女の力関係が反転し、女性が男性を力で圧倒的に支配する社会を描いている。 この小説は、未来の世界から過去を振り返る「歴史小説」のスタイルを取っている。 かつて世界は男性が支配していたが、ある時から女性が突然変異で特殊なパワーを持ち始めた。鎖骨部分に「skein」という筋肉のような臓器が

    男女の力関係が逆転したら世界はどうなるのか?
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    okbc99 2018/03/12
  • 『シェイプ・オブ・ウォーター』聖なるモンスターと恋に落ちて

    イライザはすぐに「不思議な生きもの」と心を通わせるようになる Courtesy of Fox Searchlight Pictures/Kerry Hayes <ホラー映画専門と言われてきたギレルモ・デル・トロ監督が、半魚人との異色の愛を描く話題作> ギレルモ・デル・トロ監督の話題作『シェイプ・オブ・ウォーター』は、冒頭で口を利けない主人公イライザ(サリー・ホーキンス)の規則正しい日常を描く。 清掃員のイライザは夜に起きて風呂に入り、手短にマスタベーションを済ませ、仕事に出掛ける。幼少期のトラウマで声を出せない彼女の生活は、孤独だけれど万事てきぱきしている。 そんなイライザが、ついに運命の人に出会う。いや、正確には相手は人間ではなく、水槽に閉じ込められた半魚人。デル・トロ作品には人間的なモンスターがよく出てくるが、人間と性的関係を持つモンスターが登場するのは初めてだ。 物語の舞台は1962

    『シェイプ・オブ・ウォーター』聖なるモンスターと恋に落ちて
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    okbc99 2018/03/05
    “「彼は動物じゃない。川の神だ」と、デル・トロは言う。その姿は、日本の魚の絵からヒントを得たという。「(女性が)キスしたいと思うような顔にする必要があった」”元になった「日本の魚の絵」は何だろう?
  • ロシアのドーピング疑惑を暴く、ネットフリックス配信ドキュメンタリー

    自分を実験台にドーピング検査体制の欠陥を暴露しようとしたフォーゲルだが、事態は予期せぬ方向に展開していく Icarus Official Trailer-Netflix/YOUTUBE <骨太ドキュメンタリー映画『イカロス』は、ロシアの国を挙げてのドーピング疑惑に肉薄する> こういう映画になる予定じゃなかったんだ――。ネットフリックスで配信中のドキュメンタリー映画『イカロス』のブライアン・フォーゲル監督は言う。当初は『スーパーサイズ・ミー』(04年)のドーピング版のようなものを考えていたという。 モーガン・スパーロック監督がマクドナルドのファストフードをべ続け、自分の体に起きる変化を記録した映画『スーパーサイズ・ミー』は、大きな話題となった。一方のフォーゲルが目を付けたのはべ物ではなく、スポーツ選手が薬物を使って運動能力を高める「ドーピング」だった。 きっかけは、一時は史上最高の自転車

    ロシアのドーピング疑惑を暴く、ネットフリックス配信ドキュメンタリー
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    okbc99 2018/03/05
  • アメリカの縮図という泥沼でもがく人々、映画『スリー・ビルボード』

    アメリカの片田舎で娘を殺された主婦が巨大な広告看板を設置する...。アメリカの縮図という泥沼のなかで、それぞれにもがきながら思わぬかたちで触れ合い、抜け出そうとしていく人びとの物語> イギリス演劇界で活躍し、映画界でも注目を集めるマーティン・マクドナー監督の第3作『スリー・ビルボード』の舞台は、ミズーリ州にある架空の田舎町エビング。物語は、主人公のひとりであるミルドレッドが、閑散とした道路の脇に立ち並ぶ朽ちかけた3枚の広告看板に目をつけるところから始まる。しばらくして看板にはこんなメッセージが現れる。「レイプされて殺された」「犯人逮捕はまだ?」「なぜ? ウィロビー署長」。 7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッドは、事件の捜査が進展しないことに痺れを切らし、解決のきっかけをつかむために強攻策に出た。挑発的な広告はコミュニティに軋轢を生み、次々に事件が起こる。 物語は3人の人物を中心に展

    アメリカの縮図という泥沼でもがく人々、映画『スリー・ビルボード』
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    okbc99 2018/02/02
    “この映画の舞台となるエビングは閉鎖的な田舎町だが、こちらの想像をかきたてるマクドナー監督の話術によって、それがいつしか様々な問題を抱えるアメリカの縮図のように見えてくる。”
  • トランプの卑小さを露呈させた暴露本「炎と怒り」

    暴露が前倒しで発売された5日、各地の書店でハードカバーが売り切れに Shannon Stapleton-REUTERS <年明けに発売された話題の暴露に新事実はないが、トランプ政権のあまりにも酷い実態がこれで露わになった> ドナルド・トランプ米大統領とホワイトハウスの内情を暴くノンフィクション『Fire and Fury』は、発売前に一部がメディアで紹介されて話題になっていた。 ホワイトハウスは出版の差し止めを請求したが、出版社のHenry Holt and Co.はそれに応じず、発売日を前倒しして5日に発売した。トランプ大統領の過剰反応がかえって読者の好奇心をそそったのだろう、発売日に全米の書店でハードカバーが売り切れ、アマゾンでもハードカバーは在庫切れ、キンドル版とオーディオブック版ではベストセラー1位になっている。 じつは、著者のマイケル・ウルフ自身も、トランプに負けじとお騒がせ

    トランプの卑小さを露呈させた暴露本「炎と怒り」
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    okbc99 2018/01/10
    “ウルフがこのような暴露本を書けた事実そのものが、トランプ政権下のホワイトハウスが国を指導するために必要な最低限度の知識と能力に欠けたアマチュア集団であることを示している。”
  • エルサレム首都宣言とイラン核合意破棄の類似性

    <これまでのタブーを破ったトランプ大統領。国内の支持者は喜ばせるが、現実には何もせず、ただ世界からの不信感を買うという、イラン核合意破棄と同様の結果になりそうだ> 12月6日にエルサレムをイスラエルの首都と認めると宣言し、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移転すると宣言したトランプ大統領。この宣言をきっかけに、パレスチナを始め、アラブ諸国だけでなく、欧州やアジアの国々でもアメリカ大使館に抗議のデモが発生し、アメリカの同盟国であるイギリスやフランスを含む8ヶ国が国連安保理の緊急会合招集を求め、アメリカを公式の場で非難するなど、大きな騒ぎになっている。 日でも諸外国でも、この宣言の重大さと今後の混乱に対する懸念が論じられ、世界はより一層混乱した状況に向かっているような論調が主流となっている。しかし、果たして当に今回のトランプ大統領の宣言は、歴代のアメリカ大統領が行ってきた政策と大き

    エルサレム首都宣言とイラン核合意破棄の類似性
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    okbc99 2017/12/12
    “今回のエルサレム首都宣言も、表向きは非常に強い宣言であり、これまでのタブーを破ったものではあるが、その中身をみてみると現状とほとんど変わっておらず、結局現状維持が継続されるということを示唆するもので
  • 党員・都民として言う、民進党と小池さんには失望している

    <民進党の党員であり、さらには小池塾に以前「排除」された1人として、総選挙の投票を前にひとこと言いたい> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。 最近、私は忙しい日々を送っている。日の総選挙が始まったためだ。もっとも、私が出馬したわけではない。 私は2015年4月の新宿区議選に民主党(当時)の推薦を得て立候補したのだが、選挙の前年、私を民主党に誘ってくれたのが海江田万里さんだった。海江田さんは今回、東京1区に出馬している。私を政治の道に導いてくれた恩師を助けるべく、ビラ配りなど雑事を担う一兵卒のボランティアとして働いている。 それにしても不思議な選挙だ。私が海江田さんを支援しているのはあくまで個人的関係である。というのも私は民進党員、そして海江田さんは立憲民主党の公認候補だからだ(民進党の党籍も残ってはいるはずだが)。 皆さんもご存じの通り、われらが前原誠司党代表の自爆的決断によって、民進

    党員・都民として言う、民進党と小池さんには失望している
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    okbc99 2017/10/20
    “公式には落選理由は明かされないのだが、後になって人づてに、小池都知事の秘書が「元中国人の方は無理です」と言っていたと聞いた。”
  • オーストリアで「世界最年少」首相誕生へ 31歳が唱えるニューポリティックス

    [ウィーン発]「信頼してくれて感謝します。これは他者に対する勝利ではなく、変革するチャンスなのです」――若き変革者は謙虚に静かな雄叫びを上げた。 欧州の交差点、欧州連合(EU)の「へそ」に当たるオーストリアで国民議会(下院、183議席)選挙が15日行われ、セバスティアン・クルツ外相(31)に率いられた中道右派・国民党が15年ぶりに議会第1党の座を奪還した。 クルツは戦後長らくオーストリア政治を支配してきた中道左派・社会民主党と国民党の「馴れ合い政治」との決別を唱え、既存政治に飽き飽きした若者の支持を集めた。反移民・反難民を声高に唱える極右・自由党との連立を模索するとみられる。 極右政党が連立入りすればEUの反発も予想される。2000年、自由党は国民党との連立政権に参加、オーストリアは国際社会から「極右の政権参加は認められない」と激しく非難された経緯がある。 クルツ外相が首相に就任すれば「世

    オーストリアで「世界最年少」首相誕生へ 31歳が唱えるニューポリティックス
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    okbc99 2017/10/16
  • ウディ・アレン「小児性愛」疑惑を実の息子が告発

    長年、ハリウッドにくすぶり続けてきたスキャンダル、ウディ・アレン監督(80)の小児性愛疑惑がまたまた波紋を広げている。アレンと言えば、昨日開幕したカンヌ国際映画祭でオープニング上映された『カフェ・ソサエティ』も手掛けた世界的な映画監督。 その華やかなプレミアと同日、アレンの息子ローナン・ファローは米芸能誌ハリウッド・リポーターにコラムを寄稿、「巨匠アレン」故に疑惑に蓋をしてきたとして、メディアを糾弾。アレンの才能にひれ伏すハリウッドのスターたちにも批判の矛先を向けた。 人権派弁護士・活動家で米政府の顧問を務めたこともあるローナンは、ミア・ファローと事実婚関係にあったアレンの実の息子とされているが、容姿がアレンとまったく似ていないため、ミア・ファローの最初の夫フランク・シナトラの血を引くのではないかとも憶測されている。 「僕は姉の言い分を信じる」――ローナンはコラムでそう断言している。姉の言

    ウディ・アレン「小児性愛」疑惑を実の息子が告発
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    okbc99 2017/10/16
    “有力メディアはアレンのような影響力が大きい人物を敵に回すことを恐れ、虐待などブラックな一面が暴かれても、無視するか、告発の信憑性を貶めるような伝え方をすると、ローナンは批判する。”
  • 大物プロデューサーのセクハラ騒動と、ハリウッド文芸映画の衰退

    98年に『恋におちたシェイクスピア』の試写会で女優のグウィネス・パルトロウ、当時のファーストレディーのヒラリー・クリントンと共に写真におさまるハービー・ワインスタイン(左) Peter Morgan-REUTERS <多くの文芸作品を製作した大物プロデューサーが長年に渡って女優らにセクハラを繰り返していたスキャンダルは、文芸映画が衰退するハリウッドの現状と重なる> ハリウッドの大物映画プロデューサー、ハービー・ワインスタインが過去30年近くにわたって、多くの女優などにセクハラを行っていた事件は、アメリカ社会に大きな衝撃を与えています。ここへ来てアンジェリーナ・ジョリー、グウィネス・パルトロウなど超大物からも告発されたり、女性を脅している際の会話録音が暴露されたり、一気に大スキャンダルに発展しているからです。 事態を受けてワインスタインは、自分が共同創業者の1人である「ワインスタイン&カンパ

    大物プロデューサーのセクハラ騒動と、ハリウッド文芸映画の衰退
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    okbc99 2017/10/12