私は数年前までバス会社で事務をしていた。 その時に出会ったクレーマーの話をします。 ある日、右翼系のデモ行進があった関係でバスが大幅に遅延したことがあった。 (デモをやる数日前からバス停に遅延する恐れがある旨の貼り紙はしたが、まぁ皆が皆見るわけじゃない) 遅延が発生したことによりあるお客様から電話が来た。 「バス停でずっと待たされているから、スーパーで買った肉が腐る!弁償しろ!」 遅延も、待たせてしまっているのも事実だ。丁重にお詫びし、後日、上司が菓子折りをもって謝罪しに行った。 が、まだ気が済まなかったのか、そのお客様は、お客様からクレーマーへとクラスチェンジした。 まず基本的に毎日電話が来る。 内容は、バスの運転士の態度が気に入らないこと。運転士の特定をするべく乗ったバスの時間帯や区間など具体的なことを聞こうとすると無言→砂嵐の音 また、日頃の愚痴(バスに関係ないこと)でも電話をかけて