ラーメン屋・幸楽苑、店長の報告業務をクラウドにシフト 「FAXに依存」「伝言ゲーム状態」から脱却へ(1/2 ページ) ラーメンチェーン「幸楽苑」などを展開する幸楽苑ホールディングス(HD)は6月4日、クラウド上で写真付き報告書を作成・共有できるアプリ「cyzen」(サイゼン)を同チェーン全店(508店舗)に導入したと発表した。店舗の運営状況を本部に報告する際、店長が現場をスマートフォンで撮影し、コメントを添えて送信するオペレーションを採用。紙とFAXに頼った“報連相”からの脱却を目指す。 具体的には(1)メニューの差し替え・POPの配置・のぼり旗の設置といった施策の報告、(2)衛生管理状況や駐車場の混雑状況の報告、(3)開店前・閉店後のチェックの完了報告――などを行う予定。在庫のデータもクラウド上に集約し、業務を効率化する方針だ。 数値目標などは未定だが、労働時間とコストの削減が狙い。1年