【6月18日 AFP】ニュージーランドに生息する「歩くコウモリ」の進化系統上の新たな祖先にあたる、これまで知られていなかった新種の化石を発見したとの研究報告が17日、発表された。この新種は、現生する近縁種の3倍も体が大きかったという。 米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された論文によると、今回の研究は、ニュージーランド南島(South Island)セントラルオタゴ(Central Otago)地区近郊にある先史時代の湖の堆積層で発見された化石に基づくもので、化石の年代は1600万年前までさかのぼる可能性があるという。 論文によると、この新種(学名:Mystacina miocenalis)は、ニュージーランドの原生林に現在も生息するツギホコウモリ(学名:Mystacina tuberculata)の近縁種だという。 論文主執筆者の豪ニューサウスウェールズ大学(Univ