バンクシーの商標権認めず 「正体不明」あだに―EU機関 2020年09月18日15時46分 バンクシーの「花束を投げる人」=2015年12月、ヨルダン川西岸ベツレヘム(AFP時事) 【パリ時事】欧州連合知的財産庁(EUIPO、本部スペイン)は、英国のグリーティングカード製作会社の訴えに基づき、正体不明の芸術家バンクシーが描いた絵の商標権取り消しを決定した。EUIPOは、バンクシーが商標権の保有に必須の商業活動を行わなかったことから「商業利用の意図はなかった」と判断した。AFP通信などが17日、報じた。 バンクシー、救助船に新作 地中海難民の支援訴え 問題となったのは、パレスチナ問題に焦点を当てた「花束を投げる人」の絵。バンクシーの代理会社が2014年、EUIPOに商標登録を出願した。登録から5年以内に商業利用されなければ、商標権は取り消される決まりになっている。 カード会社は昨年3月、EU