LGBT法案「三すくみ」 こう着状態で成立見えず 2023年06月01日07時05分配信 【図解】LGBT理解増進法の与野党3案 LGBTなど性的少数者への理解増進法案の国会審議が進まない。自民党と公明党、立憲民主党と共産党と社民党、日本維新の会と国民民主党の3グループが、それぞれ独自案を衆院に提出。「三すくみ」のこう着状態に陥っている。会期末が6月21日に迫る中、与野党から「今国会成立は困難」との声が漏れる。 LGBT法案提出も成立不透明 当事者「周回遅れ」―同性婚訴訟 「成立に最大限努力してほしい」。公明党の山口那津男代表は31日の党会合で、所属議員にこうハッパをかけた。 理解増進法案は、2021年に超党派の議員連盟がまとめた。しかし、自民保守派が「性的指向および性自認を理由とする差別は許されない」との文言に反発。提出に至らなかった経緯がある。 自民は今回、議連案の「性自認」を「性同一