1970年6月、グレッグ・ハッチンソン(Greg Hutchinson、グレゴリー・ハッチンソン、Gregory Hutchinson)はニューヨークのブルックリンで生まれる。幼少時から両親は、グレッグの音楽への関与を積極的に奨励した。パーカッショニストであった父親は、自己のレゲエ・バンドに引き入れ、母親は2世代に及ぶレコードコレクションを与えた。ジャズ・ソウル・ファンクといった音楽を聴いて育ち、スイング感を身につけていった。 初期に影響を受けたのは、フィリー・ジョー・ジョーンズだ。彼はフィリーを「人生の全てを音楽と結びつけた野良猫」と評している。また、チャーリー・パーカーがアルトで歌うように、ドラムを歌わせたいと言っている。 アイドルを分析して自分のものにしていくというスタイルは、マンハッタン音楽学校での個人レッスンや、マービン”スミティ”スミス、ケニー・ワシントンのレッスンによってさら