「第34回MANGA OPEN」の大賞を受賞した竜田一人さんの「いちえふ 福島第一原子力発電所案内記」の扉絵=講談社提供 事故後の福島第1原発で作業員として働いた経験をつづったルポマンガ「いちえふ 福島第一原子力発電所案内記」が週刊マンガ誌「モーニング」(講談社)主催の新人賞「第34回MANGA OPEN」の大賞に輝いたことが3日、分かった。作者は48歳の竜田一人(たつた・かずと)さん(ペンネーム)で、同作は3日発売の同誌44号に冒頭4ページをカラーに変更して掲載。竜田さんはこれが商業誌デビューとなった。同誌編集部によると、ルポマンガが大賞を受賞するのは初めてで、新人賞の受賞作をカラーで掲載するのは異例だという。 「MANGA OPEN」はマンガだけでなく、マンガ原作やイラスト、CG、アニメ、ゲーム、映画、音楽、フィギュアなど多ジャンルの作品を対象とした新人賞で、1997年から毎年2回発