日ごとにキノコが生えてくる。どんどん、部屋の中に生えてくる。すごくシイタケっぽいキノコだった。とうとう妻の頭にも生えた。妻は白目を剥いて「うきょきょ」と笑いながら、ぼくの頭にキノコを刺そうとした。妻をぼこぼこにして弱らせてから、頭のキノコを抜いてあげた。元のやさしい妻に戻った。このままじゃヤバい、悪いキノコに侵略されてしまうと思い、タウンページを使って「キノコバスターズ」を家に呼んだ。キノバスのリーダーはキノコを一目見て「これはシイタケですね」と言った。妻は泣き出した。妻が言うには、妻の兄夫婦がたくさんのシイタケを送ってくれたが、妻はシイタケが大嫌いなのでこうしたらしい。捨てるのはエゴだけど、インテリアにすればエコだから。ぼくは、ね、いい妻でしょ、という顔をしてリーダーを見たけれど、リーダーは怒っていた。「キノコをこんなにするなんて、ひどい!」リーダーは妻の服をびりびりに破いて全裸にしてか