欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」が5日に発表した報告書によると、6~8月の世界平均気温は16.77度で、観測史上最も暑い3カ月間となった。 この夏は米国南部や南欧が熱波に見舞われ、7月は史上最も暑い月、8月は史上2番目に暑い月となった。海面水温も上昇し、8月は平均20.98度だった。 米国では各地で6500件以上の最高気温記録が塗り替えられた。フロリダ州沖の海面水温は37.8度を記録。南欧の熱波は、各地で森林火災を引き起こした。米疾病対策センター(CDC)によれば、4日には全米で少なくとも1300人の熱中症患者が出た。 海面水温の上昇により、今年のハリケーンシーズンは平年を上回る激しさとなると予想されている。先日にはハリケーン「イダリア」がカテゴリー3の勢力でフロリダ州に上陸し、熱帯暴風雨に弱まるとジョージア州とサウスカロライナ州を襲って、各地に洪水被害をもた