ブリティッシュコロンビア大学の研究により、白昼夢にふけっているときの脳は従来考えられてきたよりもずっと活動的であるということが分かったそうだ(本家/.記事、論文要旨)。 この研究では人がボーっとしている時、脳の複数の部分の活動が上昇することが明らかになったという。ボーっとしたり空想にふけっている時、複雑な問題解決に関連した部分は休止していると考えられてきたが、実際にはこの部分が非常に活性化することも分かったそうだ。 ボーっとすることは注意力散漫や怠惰さの表れとされることが多いが、実際にはルーチンタスクに携わる場合などと比較しても、脳は非常に活発に活動していることが示されたとのこと。白昼夢は起きている時間の1/3までもを占めることもあるそうだが、これは現在直面している課題から無意識に注意をそらし、他の重要な問題を解決するために必要な認識状態ではないかと研究者らは考えているそうだ。