ブックマーク / mmpolo.hatenadiary.com (2)

  • ドナルド・キーン『日本文学史』を読む - mmpoloの日記

    ドナルド・キーン『日文学史 近代・現代篇6』(中公文庫)を読む。原著は英文で、徳岡孝夫と角地幸男が訳したもの。書は「戦後文学」「女流の復権」「三島由紀夫」の3章からなっている。 まず「戦後文学」では、『近代文学』と『新日文学』、野間宏、椎名麟三、正統左翼の文学、マチネ・ポエティック(加藤周一、中村真一郎、福永武彦)が取り上げられる。 野間宏について、キーンは書く。 野間は恐らく、いわゆる戦後作家と言われる人々の中でもっとも重要な人物である。(中略)野間の今日に至る名声は、新しい文体の創始者としてではなくて、戦前の抑圧や戦時中の恐怖を経て、戦後初めて自由にものが言えるようになった不幸な知識人世代の代弁者としてのものだった。野間の作品を楽しむのが目的で手にとる読者を想像することは困難なことだが、もともと読者を楽しませるなどということは、間違っても野間の意図するところではなかった。 正統左

    ドナルド・キーン『日本文学史』を読む - mmpoloの日記
    oooooooo
    oooooooo 2012/10/20
    三島が非情に自意識の強い人間でありながらも、抒情詩人になくてはならぬ他者への共感、少なくとも一人の人間との通いあう心を持っていなかったからであろう。
  • 車谷長吉の危ない身の上相談 - mmpoloの日記

    6月13日付けの朝日新聞の「悩みのるつぼ」に「男性高校教師 40代」から身の上相談が寄せられている。回答者はエキセントリックな作家車谷長吉さんだ。 40代の高校教諭。英語を教えて25年になります。自分で言うのも何ですが、学校内で評価され、それなりの管理的立場にもつき、生徒にも人気があります。と子ども2人にも恵まれ、まずまずの人生だと思っています。 でも、5年に1度くらい、自分でもコントロールできなくなるほど没入してしまう女子生徒が出現するんです。 今がそうなんです。相手は17歳の高校2年生で、授業中に自然に振る舞おうとすればするほど、その子の顔をちらちらと見てしまいます。 その子には下心を見透かされているようでもあり、私を見る表情が色っぽくてびっくりしたりもします。 自己嫌悪に陥っています。もちろん、自制心はあるし、家庭も大事なので、自分が何か具体的な行動に出ることはないという自信はあり

    車谷長吉の危ない身の上相談 - mmpoloの日記
    oooooooo
    oooooooo 2009/06/26
    40代でこんな FAQ を聞いてしまう高校教諭 / 『鈴木先生』を思い出す
  • 1