ブックマーク / gendai.media (12)

  • 池袋西口の中華『新珍味』はなぜ台湾独立運動の聖地となったか(田中 淳) @gendai_biz

    東京・池袋駅西口から徒歩3分。雑踏にたたずむ老舗の庶民派中華料理店『新珍味』が、最近、台湾人客の間で「聖地」としてクローズアップされていることをご存知だろうか。 店のオーナーは、昨年100歳となった現役の台湾人革命家・史明(しめい)。彼への再評価の気運が高まるとともに、『新珍味』を訪れる台湾旅行客が増えているのだ。 池袋西口の生き字引ともいうべき史明が語る、驚くべきエピソードの数々とは──。 「台湾独立運動のゴットファーザー」の店 「焼きギョーザに半ライス、あとビールね」 「大滷麵(ターローメン)とニラレバ炒め」 平日のランチタイムを過ぎたというのに、『新珍味』の客足は途絶えることがない。2階のテーブル席では常連たちがネクタイを緩めながら昼ビールで気勢を上げている。敷地面積わずか9坪で、1階はカウンター7席のみの小さな店ながらメニューは60種類を網羅。書き入れ時も作り置きせず、注文を受け

    池袋西口の中華『新珍味』はなぜ台湾独立運動の聖地となったか(田中 淳) @gendai_biz
  • 国民は知らない…河野太郎、永田町での「本当の評判」と「菅首相との関係」(山田 厚俊) @gendai_biz

    期待の目玉人事 「俺はつくる。ぶち壊すのは河野にやってもらう」 菅義偉新首相は、周辺にこう語ったという。もちろんここで言う「河野」とは、ポスト安倍の一角と見られながら、所属する派閥、麻生派が菅氏支持を決めた途端、出馬を断念した河野太郎氏のことだ。 周知の通り、今回、河野氏は内閣府の行政・規制改革担当相に就任。防衛相から横滑り人事とはいえ、省庁を持たない行革担当大臣は“格落ち人事”と見られたが、さにあらず。冒頭の弁でも分かる通り、“期待の目玉人事”となっているのだ。 それは、首相臨時代理の5閣僚の順位指定でも明らかだ。臨時代理は、首相が海外訪問時や病気などの理由で職務遂行が困難になった場合に就くもので、あらかじめその順位を決めておくもの。筆頭は麻生太郎副総理兼財務相、2位は加藤勝信官房長官、3位は茂木敏充外相で、4位が河野氏になったのだ。 同じ神奈川県選出の議員として、菅首相の信任が厚いとい

    国民は知らない…河野太郎、永田町での「本当の評判」と「菅首相との関係」(山田 厚俊) @gendai_biz
  • 山本太郎「消費税廃止が、野党とこの国に残された唯一の活路である」(時任 兼作) @gendai_biz

    「寄付2億円」の原動力 「『憲法の重要性』とか『立憲主義』みたいな話って、多くの方には残念ながら、響かないと思うんですよね。目の前の生活でそれどころじゃない。今月を乗り切れるかどうか。それなら野党は、こうやって皆さんの暮らしを楽にします、と提案できなきゃ。 第二次安倍政権が誕生してから、野党が今日まで負け続けてきた理由は、経済政策が弱すぎたこと。そこに尽きると思う。 なぜなら、例えば与野党が安保法制や特定秘密保護法で激しく対立した時、世論調査では『自民党、ちょっとやり過ぎだよね』という答えが圧倒的に多かったわけです。そんなことが何度もあったにもかかわらず、6年間の間に5回選挙をやって、すべて野党は負けたわけですよね。その現実と向き合わなきゃならないですよ。 理由は何か。野党はよく財政再建、財政規律と言いますよね。ですが、それを実際にやろうとすると何が起こるかと言ったら、財政カットと増税がセ

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  • 「さようなら橋本治さん」~ひとの死とは何か、を考える(橋爪 大三郎) @gendai_biz

    「橋治」というひと 橋治さんが亡くなった。急なことだった。巨星堕つ、とはこのことだ。これから人びとは永く、このひとの喪失を味わうだろう。 橋さんは私と同年(学年はひとつ上)である。享年70。団塊の世代だ。でもいち早く、いろいろなこだわりを捨てて、自由に生きたひとだ。その軌跡は、同時代の誰とも重ならない。私はかすかに、橋さんと接点をもったことを幸いに思う。 橋さんが有名になったのは、東大駒場祭のポスター「とめてくれるなお母さん、背中のいちょうが泣いている、男東大どこへ行く」である。 東大闘争が始まり、そのゆくえは誰にもわからなかった。当時、サイケやヒッピー文化が流行っていたが、それと微妙に距離をとっているところが橋さんらしい。ポスターを描いて遊んでいて、しかも自分が何をやっているのかよくわかっているところがよい。 橋さんはキャンパスの有名人だったから、私も彼のことは知っていた。

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  • 日本のエリート学生が「中国の論理」に染まっていたことへの危機感(阿古 智子) @gendai_biz

    の若者は民主主義の価値を認識していない? このままでは日の存在感は薄れていく? 東京大学大学院准教授の阿古智子氏は、最近そうしたことを痛感する出来事がいくつかあったという。日中のエリート学生の討論会と、自身の息子が通う小学校の教育から見えてきたこととは――。 日中エリート学生の討論会で 筆者は普段、大学で現代中国中国語について教えており、学生団体のアドバイザーも務めている。 先日、コメンテーターとして学生団体の討論会に招かれた。参加していたのは、日中国ともに国を代表するようなエリート学生ばかりで、日中学生の混合チームが、流暢に英語でプレゼンテーションした。 私がコメントを頼まれたのは、文化の多様性(cultural diversity)の分科会だった。 はじめに、「文化とは、アイデンティティの一形態であり、共有された社会実践の知でもあります。多様性とは、維持するものでもあり、促

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    op0p0 2018/10/13
  • 「翁長君は誤解されている」元知事が明かす沖縄、不条理の正体(石戸 諭) | 現代ビジネス | 講談社(4/4)

    もはや「基地依存」ではない 経済を大事にしたいときは保守、基地問題を重視するときは革新を選ぶ。そんな構図も、もはや過去のものになりつつある。だからこそ、忘れてほしくないことがあると口を開く。 《沖縄は基地依存経済だと言われますが、基地関連の収入が県民総所得に占める割合はだいたい5%です。基地返還後の跡地利用も成功事例がでてきています。 いま、沖縄の観光は非常に好調です。国内だけでなく台湾中国、東南アジアからも多くの人たちがやってくる観光地に成長しています。 大事なことは、観光は平和産業であるということです。平和だから好調なんです。僕が知事を務めていた2001年の同時多発テロをうけて、米軍基地がある沖縄の観光は冷え込みました。 平和であるか否かが商売に直結することもまた沖縄の現実なのです。》 インタビュー終了の約束の時間は大幅に超過し、秘書がポストイットに書いたメモを持って部屋に入ってきた

    「翁長君は誤解されている」元知事が明かす沖縄、不条理の正体(石戸 諭) | 現代ビジネス | 講談社(4/4)
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    op0p0 2018/09/28
  • 日本人がキリスト教を「拒絶」した本当の理由(佐藤 優) @gendai_biz

    遠藤周作原作の歴史小説 マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙』が今秋公開される予定なので、作への関心が世界的に高まっている。原作は1966年に新潮社から刊行された。 島原の乱(1637~38年)でキリスト教徒が徹底的に弾圧された直後にローマ教皇庁(法王庁)の指令でイエズス会の2人の司祭(神父)セバスチァン・ロドリゴとフランシス・ガルペが日に秘密派遣される。 実は二十数年前、イエズス会から派遣されていた著名な神学者で卓越した教会指導者であるクリストヴァン・フェレイラ神父が、「穴吊り」という拷問にあって棄教した。井上筑後守という凶暴な弾圧者がフェレイラを棄教させたという。 日人キリスト教徒は指導者を失って混乱の極みにある。この状況下で日のカトリック教会を建て直すことがロドリゴとガルペに課せられた使命だった。 日への潜伏には成功するが、ある信者の裏切りにより2人は逮捕される。「転べ」

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    op0p0 2016/08/27
  • 「心」ほど難しいものはない~ウィトゲンシュタインの哲学観に背いてみた(野矢 茂樹)

    文・野矢茂樹(東京大学大学院総合文化研究科教授) 探求から構築の旅へ 2011年に講談社から出した『語りえぬものを語る』というのあとがきに、自分の哲学的思考を論文の形にするのが難しくなってきた、と書いた。 つまり、明確に問題が提示され、それに答えるように議論が組み立てられ、そして明快な結論が示されている、そんなふうにはなかなか書けなくなってきた。「たまたま立ちつくしたところから始め、茫然と立ち止まったところで一休みする」、そんな書き方しかできない。 だが、そう書いた舌の根も乾かぬうちに、『語りえぬものを語る』の次の哲学の著作として、私は明確に問題を立て、それにきっちり解答を与えるという仕事を始めたのである。その一貫性のなさにわれながら呆れもするが、しかし、「やりたいことをやりたいようにやる」という意味では、これはこれで一貫していないわけではないと言えなくもない。 私はウィトゲンシュタイン

    「心」ほど難しいものはない~ウィトゲンシュタインの哲学観に背いてみた(野矢 茂樹)
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    op0p0 2016/06/19
  • ハーバードの学生が大熱狂! 必ず人生が変わる「東洋哲学」白熱講義(マイケル・ピュエット,クリスティーン・グロス=ロー) @gendai_biz

    ハーバードの学生が大熱狂! 必ず人生が変わる「東洋哲学」白熱講義 エリートはなぜいま孔子や老子に惹かれるのか? 「自分探しをするな」「ポジティブがよいとはかぎらない」「強くなるには弱くなれ」……世界一優秀な学生が集まるハーバード大学で、いま熱狂的な人気を誇っているのが「東洋哲学」講義である。なぜ彼らは孔子や老子に惹かれるのか? この講義のエッセンスをまとめた話題の『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』(マイケル・ピュエット、クリスティーン・グロス=ロー著、熊谷淳子訳、早川書房)より、その冒頭部を特別公開! はじめに 孔子、孟子、老子、荘子、荀子。よく聞く名前もあれば、あまりなじみのない名前もあるかもしれない。 一人は、官僚出身の師匠で、小集団の弟子の養成に生涯を捧げた。別の一人は、各地を遍歴して諸国の君主に遊説した。死後、神格化された思想家もいる。古代の思想家たちの生涯や著述は、今のわたし

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    op0p0 2016/05/21
  • なぜ日本の男は苦しいのか? 女性装の東大教授が明かす、この国の「病理の正体」(小野 美由紀) @gendai_biz

    東大教授なんて、高い高い断崖絶壁の上を走るレールを、ひたすら一人で登り続けているようなもの。レールを太くて頑丈にすればするほど、どんどんそこから外れることができなくなる。“レール”って、何のことか分かる? それは、『男らしくあれ』っていう強迫観念。東大教授の大半は男だからね」 そう語るのは、東京大学東洋文化研究所の教授・安冨歩(52)だ。 身体的には男性だが、普段からスカートやワンピースなどの女性の装いをし、テレビ番組や講演会にもその姿で出演する。2014年10月、マツコデラックスの番組「アウト×デラックス」(フジテレビ系)にて「女性装の東大教授」として取り上げられ大きな話題を呼んだ。 装いのみから注目を集めているのではない。気鋭の経済学者としても注目を浴びている。 特に3.11の原発事故後に出版された『原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語』(2012年1月出版)では、原発事

    なぜ日本の男は苦しいのか? 女性装の東大教授が明かす、この国の「病理の正体」(小野 美由紀) @gendai_biz
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    op0p0 2016/01/29
  • 「年金破たん危機」を隠ぺいするGPIF改革の虚妄(町田 徹) @moneygendai

    10年前の年金改革は、当に、当時の自公連立政権が自画自賛したような「100年安心」なものだったのだろうか。「失われた年金記録」やグリーンピア事業に代表される「流用問題」に揺れ、何度も国民を失望させてきた公的年金の分野で、またまた、おかしな動きが起きている。 その第1は、厚生労働省が、年金制度の破たんを防ぐために法律で義務付けられている「5年に1度」の財政検証をおざなりに済ませた問題だ。 第2が、年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)が自家運用(インハウス運用)に乗り出すことと、日株での運用比率を高める検討を進めている問題だ。我々のかけがえのない年金の積立金が株式相場とアベノミクスの買い支えに流用されかねない。 年金問題というと、「またか」と多くの人はうんざりするはずだ。しかし、すべての世代の人々にとって、政権や与党、厚生労働省に任せにできない深刻な問題だ。

    「年金破たん危機」を隠ぺいするGPIF改革の虚妄(町田 徹) @moneygendai
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    op0p0 2014/06/10
  • 民族としてのアイデンティティーとは、いったい何なのか---映画『ハンナ・アーレント』が内包する普遍的なテーマを考える(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    民族としてのアイデンティティーとは、いったい何なのか---映画『ハンナ・アーレント』が内包する普遍的なテーマを考える 『ハンナ・アーレント』という映画を、今年の初めにシュトゥットガルトで見た。アーレントは、高名なユダヤ人哲学者だ。ただ、人は哲学者と呼ばれることを嫌い、政治思想家であるとしていた。 1906年、ドイツのハノーヴァーに生まれるが、ナチの迫害を逃れて、チェコ、スイス、フランスを経て、41年、アメリカに亡命する。それ以前、マールブルク大学での学生時代は、そこで教鞭を執っていたハイデッガーの愛人でもあった。ハイデッガーは、17歳も年下のアーレントと関係を持っていた4年の間に、彼の一番有名な著書『存在と時間』を書いた。 その後、フライブルク大学でフッサールに、ハイデルベルク大学でヤスパースにそれぞれ師事。結婚は2回だが、恋多き女性でもあったようだ。 戦後のアメリカではジャーナリストと

    民族としてのアイデンティティーとは、いったい何なのか---映画『ハンナ・アーレント』が内包する普遍的なテーマを考える(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
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    op0p0 2013/10/18
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