こんにちは! 岩本虎眼です! 先日、江戸にある、道三河岸の道場に、無双許し虎参りで立ち寄った。ここの流派とかいうのは隠密と剣客が混在しているというが、用事を済まして帰ろうとすると、道場内の図書コーナーが目に入った、「こんなところに図書館があったのか。」と思い、立ち寄ってみるとどうも様子がおかしい。置いてある本がある一定の思想信条に偏ったものばかり、「国家安寧」「隠密」「裏柳生」「人心掌握術」「政治」というタイトルが並び、伝記ぐらいはと思って見ても、孔子、孟子、沢庵、徳川家康・・・・。なぜか剣客ではないものが多い。 蔵書のタイトルを見ているだけでゾッとしたので、外へ出た。帰り際、入り口の看板を見て、納得がいった。「柳生道場」 私は治世の精神に賛同することにやぶさかではないが、こんな政治家として活躍するのが剣客だとは思わない。一定の思想信条に偏った剣客ばかりを雇い、裏柳生で国をまとめること