沖縄の大晦日は豚殺しから さて、新年も明けてしばらく経ってしまったのですがお正月の話をさせてください。 お正月といえば餅ですが沖縄では正月に餅を食べるという風習がなく、年末に豚を殺してその豚肉を料理して食べるという「豚正月」だったと言われています。 しかし今は割と餅も売られている。これはヒヌカン用。 なんでも年末の浜辺は豚の悲鳴であふれかえっていたのだそうです(豚の屠殺は浜辺で行われていたらしい)。 そんな豚食文化の沖縄なのですが、先日文献を調べていて気になるものを見つけました。豚を屠殺した時につくる「ウシームン」という豚汁の話です。そこにはこのように書かれています。 正月の二、三日前に豚を屠ると、先ずクビジリ-(首肉)から切り取り、豚の血、大根を大切りにしたもの、デークニガンサー(大鍋に芋を煮るときに、その上に大根についた葉をすべて置き蒸し煮にして柔らかくしたもの)を切って入れる豚汁料理