Lesson520 失恋論 3.恋のとむらい 一通、一通、 失った恋への、せつないメールが届いている。 読者の a to z さんは言う、 「失恋論の生の声、 どうしてこんなに胸を打たれるんでしょう。 以前、転機のときも、 失恋された方の話に、言葉に、 切実さが滲み出ていて何度も読み返しました」 ほんとにそうだ。 胸を打たれ、 ぐっと涙が込み上げる。 痛々しいのに、清清しい。 清清しいのに、痛々しい。 読み終わったあと、ふしぎに 前に向かった意志の風が吹いている。 きょうは、 さまざまな読者のメールを紹介し、 そこで、 なにか考察をしていく というのではなく、 一通、一通に込められた 想いをそのままに受け取りながら、 供養というんだろうか、 「恋のとむらい」をしてみたい。 <彼を応援することが私のすべてでした> 2年前に失恋した彼を思いながら読みました。 私は当時彼の生き方に憧れ、 彼を応