2008年10月04日16:26 カテゴリ経済サブプライムローンとは 綱渡りの金融政策 世界中が固唾を呑んで見守った米金融法案が上、下院で可決された。 日本と違い、税金の使い道に厳しい視線を注ぐアメリカの国民に選ばれる下院議員たちは、一度その法案を否決して見せた。 世界中の証券市場は米下院否決の報に凍りつき、大暴落を演じた。 思えばこのコラムでアメリカの土地バブルに警鐘を鳴らしているべた記事を最初に紹介したのは2005年の11月6日であった。 その後サブプライムローンとはとのカテゴリに纏めていたが、その頃は事がこれだけの大惨事になるとはさすがに思わなかった・・・。 被害の拡大は当時世界の最先端を走っていると言われたアメリカウォール街の金融工学によって、あらゆる物が常人には理解しがたい複雑な計算式の上に成り立った詐欺的な金融商品に形を変え世界隅々までばら撒かれた事にある。 庶民が羨むほどの高