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アートとartに関するoriakのブックマーク (10)

  • アート界の「先住民族ブーム」の陰で進む、歴史の忘却に警鐘を鳴らす。2024年3月11日に国立西洋美術館で起きたこと、2023年10月7日から——あるいは、もっと以前より、そして、この瞬間も——ガザで起きていること #3(文:山本浩貴)

    イスラエル人歴史家の言葉から1954年にイスラエルで生まれたユダヤ系イスラエル人歴史家のイラン・パぺは、2006年に『パレスチナの民族浄化——イスラエル建国の暴力』を著した。2017年に邦訳が出た同書は、パレスチナ人がアラビア語で「ナクバ(大災厄)」と呼ぶ1948年前後の出来事を詳細に描く。その年にイスラエルが建国されたとき、そこに先住していたパレスチナ住民は計画的に追放され、さらには組織的な虐殺さえ被った。「シオニスト」はパレスチナにユダヤ人の民族的拠点を創設することを悲願とする人々を指すが(「シオニズム」は、そのイデオロギー)、戦後、こうした人々はそこにあった元々のパレスチナ社会を不可逆的に破壊した。パぺのは、このナクバを一貫して「民族浄化(エスニック・クレンジング)」として解析している。 そこでパぺは読者に、こう問いかける。 「こういうことを想像してほしい。あなたのよく知る国で、少

    アート界の「先住民族ブーム」の陰で進む、歴史の忘却に警鐘を鳴らす。2024年3月11日に国立西洋美術館で起きたこと、2023年10月7日から——あるいは、もっと以前より、そして、この瞬間も——ガザで起きていること #3(文:山本浩貴)
    oriak
    oriak 2024/05/29
    先住民をテーマにしているのは誰か、その不遇をもたらしたのは誰か、という部分をスルーしては不十分なんだよね。マイノリティの問題を作り出しているのはいつもマジョリティ。
  • 「札幌国際芸術祭2024」の見どころをレポート。雪の街・札幌がアートを通し、未来への問いと行動にあふれた「実験区」になる37日間

    これまでメディアアートを中心に、世界的に活躍するアーティストの現代アートを紹介してきたSIAF。今回ディレクターを務める小川秀明は、今年の芸術祭のポイントを次のように話す。 「ユニークなポイントとして、まずは80組のアーティストの多様性が挙げられます。そして、自社の技術やノウハウを活用し、未来のテクノロジーや環境問題などを体験・想起できるアート作品やプロジェクトなどをともに作り上げていくイニシアチブ・パートナー、27の連携公募パートナーのイベントを通して、各会場が横断的に実験を行う実験場となる。様々な未来志向の実験を楽しんでください。僕自身も楽しみです」。イニシアチブ・パートナーには大日印刷株式会社、日建設計、パノラマティクス、ソニーグループ株式会社、株式会社スタートバーンらが名を連ねる。 今回の芸術祭のテーマは「LAST SNOW」。日語では「はじまりの雪」、アイヌ語では雪に由来する

    「札幌国際芸術祭2024」の見どころをレポート。雪の街・札幌がアートを通し、未来への問いと行動にあふれた「実験区」になる37日間
  • 艾未未(アイ・ウェイウェイ)のロンドン個展が中止に。パレスチナとイスラエル情勢をめぐるSNS投稿がきっかけ

    11月14日、『The Art Newspaper(アート・ニュースペーパー)』が艾未未(アイ・ウェイウェイ)のロンドンでの個展が事実上中止になったと報じた。 アイは1957年中国生まれで、国際的にもっとも影響力のある現代アーティストのひとり。個展はロンドンのリッソン・ギャラリーで今週から開催予定だったが、直前に無期限の延期が決定された。これに対しアイは「事実上の中止」だと語っている。 リッソン・ギャラリーは、アイがSNSで投稿したパレスチナとイスラエルの情勢をめぐる発言を理由に、作家と話し合いの末、いまは新作を展示するのに適切な時期ではないと結論付けたと発表。「イスラエルとパレスチナの領土、そして国際的なコミュニティにおける悲劇の苦しみを終わらせることに全力を注ぐべきときであり、反ユダヤ主義やイスラム嫌悪とみなされるような議論の余地はない。アイ・ウェイウェイは表現の自由を支持し、虐げられ

    艾未未(アイ・ウェイウェイ)のロンドン個展が中止に。パレスチナとイスラエル情勢をめぐるSNS投稿がきっかけ
    oriak
    oriak 2023/11/21
    9.11後の世界はまだ続いてる。こういう時こそ芸術が必要なのに。芸術だけでは力不足なのか。
  • 見果てぬ近代 2023年のマティス展(於東京都美術館)

    東京都美術館のマティス展にいってきた。回顧展だが、とくに1910年前後のマティスの作品群が、個人的にはモダンアートの歴史全体においてピークの一つだと考えているので、それらを見ることができたという意味においては展示に満足した。ただ、帰ってカタログの論考を読んでみて、思うところがあったので記事にしておく。 今回のカタログでは、近藤学氏、藪前知子氏、アラステア・ライト氏、岡崎乾二郎氏の論考が掲載されていた。アラステア・ライト氏以外の三人については日の美術業界では著名なので知っていたが、ライト氏の名前はまったく聞いたことがなかった。どうもオックスフォード大学で美術史について教えている方らしい。 ライト氏の論考は「プリミティヴィズム––アフリカ芸術との出会い」という題で、マティスとアフリカ彫刻の影響について論じている。こういった文物がヨーロッパに入りこんでくるのは言うまでもなく帝国主義による植民地

    見果てぬ近代 2023年のマティス展(於東京都美術館)
  • 魔女とアート:21世紀のフェミニストとして「魔女」のイメージを再構築するアーティストたち【シリーズ】〇〇とアート(9)

    1.魔女とは誰/何か3月8日は国際女性デーだ。ことの始まりは1908年。ニューヨークで参政権のない女性労働者が労働条件の改善と参政権を求めて起こしたデモがきっかけである。これを受けて、1910年、ドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが社会主義インターナショナルで「女性の政治的自由と平等のために戦う」記念日を提唱。国連が3月8日を「国際女性デー」として制定したのは1975年のことだった。 とはいえ、国際女性デーについて語るなら、1917年3月8日に起こったロシアの二月革命についても言及すべきだろう。「パンと平和」を求めて女性労働者らが決行したこの日のデモは、男性労働者、兵士を巻きこむ大規模な隆起となり、ロシア帝政は崩壊。暫定政府によって女性の選挙権が認められることになった。残念ながら、その政治性は徐々に剥奪されることになるが、少なくとも当時のポスターには、家事労働からの解放を訴えるスローガン

    魔女とアート:21世紀のフェミニストとして「魔女」のイメージを再構築するアーティストたち【シリーズ】〇〇とアート(9)
  • 日本の美術館・博物館では模写ができない? その実情を探る

    の美術館・博物館では模写ができない? その実情を探る欧米の多くの美術館・博物館では認められている作品の模写やスケッチ。しかし、日の美術館・博物館でそうした行為を見ることは多くない。模写をめぐる実情を探った。 文=浦島茂世 先日、博物館でスケッチをしようとした子供が、監視員に咎められたことをその父親が「note」で報告、SNS上で大きな物議を醸し出した。欧米の多くの美術館・博物館で認められているという模写やスケッチは、なぜ日では禁止されているのだろうか? 法律では禁止されていない模写・スケッチ そもそも、日の美術館・博物館で模写やスケッチをすることに関して、法律的にはなんら縛りはない。全国美術館会議 編集、甲野正道 著『改訂新版 現場で使える美術著作権ガイド 2019』(美術出版社)によれば、「作品の写真撮影やスケッチは、個人的な楽しみや研究の目的で行うのであれば、著作権法30条1

    日本の美術館・博物館では模写ができない? その実情を探る
    oriak
    oriak 2022/09/24
    美術展ありきの美術館運営はどこまでもショーへ近づき拝金主義になる
  • 美術の現場から研究者に訊く ハラスメントのない組織運営の実践 | CINRA

    大阪のクリエイティブセンター大阪で、言葉に溢れた現代における「沈黙」をテーマとした企画展『沈黙のカテゴリー』が3月28日まで開催されている。 展の大きな特徴は、特設サイトや広報物のデザイン、あるいは入場券として配布される冊子「ブループリント」に掲載された論考や詩、解説まで、通常は展覧会の「周縁」に位置付けられるあらゆる要素を、会場の展示作品と同じように扱っている点だ。背景には、昨今の美術業界における組織運営やハラスメントの問題に対する、布施琳太郎の危機意識がある。 そこで今回は、布施とともに、大女子大学の田中東子を訪問。メディア文化論やフェミニズムを専門とし、インターネットと女性たちの文化実践との関係にも詳しい田中に、布施が展を機にめぐらせたさまざまな疑問や思考をぶつけた。二人の対話は、アートや文化にかぎらず、組織運営に関わるすべての人たちにいくつもの視座を与えてくれる。 SNSにお

    美術の現場から研究者に訊く ハラスメントのない組織運営の実践 | CINRA
  • ブライアン・イーノ「NFTのせいで、アーティストまで資本主義のチンケなクソ野郎になってしまう」 | 彼が懸念する「オートマティシズム」とは

    現代を代表するアーティストの一人であるブライアン・イーノ。彼はいま、暗号資産関連の技術が単に“金儲けのソリューション”になっている点を厳しく批判する。2021年に暗号技術の専門メディア「クリプト・シラバス」を立ち上げたIT評論家エフゲニー・モロゾフが、イーノが懸念することを尋ねた──。 かつて「世紀の放尿」をやってのけた男 ブライアン・イーノは、アンビエント・ミュージックという音楽ジャンルを作りだしただけでなく、この40年間で数々の名盤にプロデューサーとして関わってきた。サウンドやビデオ、デジタルアートを使った作品制作にも取り組み、代表作の一つである「7700万絵画」などは、そこからおびただしい量の楽曲が生成される点から言ってもNFTの対極に位置するといえる。 イーノはかつてマルセル・デュシャンの有名なあの小便器(註:「泉」という名のアート作品)に小便をしてみたという逸話の持ち主でもある。

    ブライアン・イーノ「NFTのせいで、アーティストまで資本主義のチンケなクソ野郎になってしまう」 | 彼が懸念する「オートマティシズム」とは
  • 浮世絵が陶磁器の包み紙として海を渡ったのは本当?という話。|太田記念美術館

    浮世絵に関心がある方なら、浮世絵がヨーロッパへ輸出する陶磁器の包み紙として使われていたという話を、どこかで聞いた記憶があるのではないでしょうか。それがきっかけとなって、浮世絵の素晴らしさがヨーロッパに伝わるようになった、と。 もう少しちゃんとした説明ですと、フランスの版画家であるフェリックス・ブラックモンが、陶磁器の緩衝材として用いられていた『北斎漫画』をたまたま発見。浮世絵の魅力を仲間たちに伝えたことをきっかけとして、「ジャポニスム」と呼ばれる日美術ブームが、ヨーロッパで始まったと伝えられています。 浮世絵は、もともと日において、安い値段で販売される紙屑同然のものでしたが、その芸術的な価値がヨーロッパの人たちによって初めて見出されるようになったという文脈でも、この話はしばしば語られています。 皆さんはこの話を聞いた時、どのような様子をイメージしたでしょうか?現在、陶磁器を持ち運ぶ際、

    浮世絵が陶磁器の包み紙として海を渡ったのは本当?という話。|太田記念美術館
  • まるで現実に「堕ちてきた精霊」物語世界が生命を宿す彫刻のリアルが、脈打つ音が聞こえる:DDN JAPAN

    DDN は 音楽 ・ 映像 に関する デジタル アート を中心に情報ミックスを配信中

    まるで現実に「堕ちてきた精霊」物語世界が生命を宿す彫刻のリアルが、脈打つ音が聞こえる:DDN JAPAN
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